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鉄筋コンクリートの強度(圧縮強度)は、18N/m㎡以上とします。ただし、18は捨てコンクリートや無筋コンクリートに使う強度です。
基礎や壁、柱、梁などの構造部材には、24(小規模建築物なら21)をよく使います。
今回は鉄筋コンクリートの強度と意味、計算、21と24、無筋コンクリートとの違いについて説明します。
鉄筋コンクリートの強度については、下記も参考になります。
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
鉄筋コンクリートの強度(圧縮強度)は、18N/m㎡以上とします。これは建築基準法や各種規準により定められた値です。鉄筋コンクリートの強度は下記も参考になります。
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
ただし、鉄筋コンクリートの構造部材(柱、梁、壁、基礎など)の強度は21N/m㎡や24N/m㎡以上とします。
鉄筋コンクリート部材には外力(建物自体の重さ、地震の力)が作用します。この力に抵抗するため、無筋コンクリートなどより大きな強度が必要です。
さらに、コンクリートの強度を上げることで耐久性を高められます。18よりも21、24の方が、耐久性が高いです。
強度的に18でOKだとしても、耐久性の観点から24にします。特に、戸建住宅以外の建物では24の強度が一般的です。
捨てコンクリートや無筋コンクリートは外力が作用しません。よって、高い強度が不要な部分は、下限値の18N/m㎡とします。
捨てコンクリート、無筋コンクリートの強度は下記も参考になります。
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鉄筋コンクリート部材の強度は、21や24にします。理由の1つに耐久性があります。鉄筋コンクリート造には、計画共用期間という考え方があります。
これは、コンクリートに重大な劣化を生じない期間です。計画共用期間とコンクリートの強度は下記の関係があります。
短期(30年程度) ⇒ 18 N/m㎡
標準(50年程度) ⇒ 24 N/m㎡
長期(100年程度) ⇒ 30 N/m㎡
超長期(200年程度) ⇒ 36 N/m㎡
上記をみてください。標準的な耐久性を保持する強度は24程度です。外力に対して、強度的には18や21で問題なくても、耐久性の観点から24にすることも多いのです。
計画共用期間の詳細は、下記が参考になります。
計画共用期間とは?1分でわかる意味、読み方、耐用年数、強度との関係
鉄筋コンクリートと無筋コンクリートの強度を下記に示します。
鉄筋コンクリートの強度 ⇒ 21N/m㎡以上
無筋コンクリートの強度 ⇒ 18N/m㎡以上
前述したように、無筋コンクリートは外力が作用しません。力が作用しない部分に高い強度は不要なので、最低基準の18とします。下記も参考にしてください。
今回は、鉄筋コンクリートの強度について説明しました。外力に抵抗するため、18より大きな強度が必要です。
また耐久性の観点から24にします。捨てコンクリートや無筋コンクリートのように、強度も耐久性も不要な部分は18で十分でしょう。下記も参考にしてくださいね。
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
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