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幅止め筋(はばどめきん)とは、鉄筋コンクリートの梁や壁に配置する鉄筋の1つで、両側の鉄筋幅を保つために設けます。
鉄筋の「幅」が動かないように「止める」鉄筋なので、「幅止め筋」です。巾止め筋とも書きます。なお幅止め筋を配置するためには、腹筋(はらきん)も必要です。
今回は幅止め筋の意味、役割、間隔(ピッチ)、梁と壁の配筋について説明します。腹筋の詳細は下記をご覧ください。
腹筋(はらきん)ってなに?1分で分かる腹筋の納まりと腹筋の役割
幅止め筋(はばどめきん)は、下図に示す鉄筋です。梁や壁の両側の鉄筋の幅を保つために設けます。
幅止め筋が無いと、下図のように鉄筋の幅が広がる可能性があります。幅止め筋があれば、下図のような鉄筋幅の広がりは無いでしょう。
また幅止め筋は、それだけでは配置できません。腹筋に引っ掛けて配筋します。
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幅止め筋の役割を下記に示します。
梁や壁の両側の鉄筋の幅を保つこと
幅止め筋が無いと、梁の両側の鉄筋幅は広がったり、縮んだりします。全ての鉄筋は所定のかぶり厚を設けています。
かぶり厚は「厚過ぎず、薄すぎず」という点が大切です。所定のかぶり厚を保持するためにも、幅止め筋は大切な鉄筋です。かぶり厚の詳細は下記をご覧ください。
幅止め筋の間隔(ピッチ)と鉄筋径は、D10@1000が一般的です。梁だけでなく、壁筋も同様の配筋とします。腹筋を設けた箇所に幅止め筋を入れましょう。
幅止め筋の形状を下図に示します。
幅止め筋は、両側の腹筋と腹筋に引っ掛けます。また片側は90°フック、もう片方は135°フックにすることが一般的です。
今回は幅止め筋について説明しました。幅止め筋は、梁や壁の両側の鉄筋幅を保つために必要です。
腹筋とセットで必要です。腹筋と幅止め筋の配筋容量、間隔や鉄筋径も覚えましょうね。下記も参考になります。
腹筋(はらきん)ってなに?1分で分かる腹筋の納まりと腹筋の役割
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