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鉄筋の定着長さ30dとは?30d必要なパターンを全て解説

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鉄筋の定着長さが30dは定着長さが鉄筋の呼び径dの30倍であることを意味します。たとえば、D25の定着長さが30dの場合「30d=30×25=750mm」です。


鉄筋の定着長さが30dとなるパターンは下図の赤字部分です。鉄筋の定着長さは一般に10d~50dの範囲で決定します。


dは鉄筋の呼び径です。下図の通り、たとえば、sd295AでFc24のL2(直線定着の小梁・スラブの下端筋以外)の定着長さが30dとなります。


鉄筋の定着長さ

鉄筋の定着長さ

鉄筋の定着長さとは?考え方、計算【図解】

なお、鉄筋の定着長さとは、ある部材から異なる部材の断面に鉄筋を定着させたときの長さをいいます。下図は柱の鉄筋を梁断面に定着させる場合の定着長さを示しています。

鉄筋の定着長さ

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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実際に鉄筋の定着長さ30dの場合の数値を計算します。たとえば、鉄筋径がD16のとき定着長さは


定着長さ30d=30×16=480mm


になります。


上記の表より、鉄筋の定着長さ30dとなるパターンを下記に示します。

・SD295A、Fc18、L2hの長さ

・SD295A、Fc21、L1hの長さ

・SD295A、Fc24、Fc27、L2の長さ

・SD295A、Fc30、Fc33、Fc36、L2の長さ

・SD345、Fc18、L2hの長さ

・SD345、Fc21、L1hの長さ

・SD345、Fc24、Fc27、L1hの長さ

・SD390、Fc21、L2hの長さ

・SD390、Fc24、Fc27、L2hの長さ

・SD390、Fc30、Fc33、Fc36、L1hの長さ

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