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鉄筋の定着長さ35dとは|重ね継手への適用条件と計算例をわかりやすく解説

この記事の要点

鉄筋の定着長さは「d(呼び径)の何倍か」で覚えるのが現場の基本で、35dと30dはよく混同される

どちらを使うかは鉄筋の種類やコンクリート強度の組み合わせで決まる。

この記事では定着長さ35dの意味・計算方法・重ね継手への適用条件を30dとの比較で解説する。

35dは重ね継手長さとしても用いられ、コンクリート強度・鉄筋種別・応力状態によって30d・35d・40dなどの区分が決まる。

この記事では、鉄筋の定着長さ35dとは何かを整理します。

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鉄筋の定着長さ35dは、定着長さが鉄筋の呼び径dの35倍であることを意味します。


たとえば、D25の定着長さが35dの場合「35d=35×25=875mm」です。※鉄筋の呼び径とは鉄筋の呼称で、D10の「10」のようにDの後につく数字です。


ちなみに35dは「定着長さ」「継手長さ」共に、比較的長い寸法です。

鉄筋の定着長さ35dとなるパターン

鉄筋の定着長さが35dとなるパターンは下図の赤字部分です。下図の通り、たとえば、sd295AでFc24のL1の定着長さが35dとなります。


鉄筋の定着長さ

鉄筋の定着長さ

なお、鉄筋の定着長さとは、ある部材から異なる部材の断面に鉄筋を定着させたときの長さをいいます。


下図は柱の鉄筋梁断面に定着させる場合の定着長さを示しています。

上記の表より、鉄筋の定着長さ35dとなるパターンを下記に示します。


・SD295A、Fc18、L1hの長さ

・SD295A、Fc21、L2の長さ

・SD295A、Fc24、Fc27、L1の長さ

・SD295A、Fc30、Fc33、Fc36、L1の長さ

・SD345、Fc18、L1hの長さ

・SD345、Fc21、L2の長さ

・SD345、Fc24、Fc27、L2の長さ

・SD345、Fc30、Fc33、Fc36、L1の長さ

・SD390、Fc21、L1hの長さ

・SD390、Fc24、Fc27、L1hの長さ

・SD390、Fc30、Fc33、Fc36、L2の長さ

定着長さの詳細は下記が参考になります。

鉄筋の定着長さとは?考え方、計算【図解】

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鉄筋の35dと重ね継手

鉄筋の重ね継手とは下図に示す鉄筋の接合です。重ね継手の35dは、鉄筋が重なり合う部分の長さです。

鉄筋の35dと重ね継手

重ね継手部の長さは定着長さと同様、コンクリートの設計基準強度フックの有り無し、鉄筋の材質で決定します。


下記の表が参考になります。SD295A、Fc=24のフック無しで35dになります。

重ね継手

重ね継手の詳細は下記をご覧ください。

継手ってなに?鉄筋継手の種類と、鉄筋の重ね継手長さ

鉄筋の定着長さ35dを整理した表を示します。

項目内容備考
35dの意味定着長さ=呼び径×35例:D25の場合35×25=875mm
主な適用条件(定着)SD295A・Fc24~27のL1などコンクリート強度が高いほど短くなる
重ね継手での35d鉄筋が重なり合う部分の長さSD295A・Fc24フック無しで適用

まとめ

今回は鉄筋の定着長さ35dについて説明しました。鉄筋の定着長さ35dは、定着長さが鉄筋の呼び径dの35倍であることを意味します。


たとえば、D25の定着長さが35dの場合「35d=35×25=875mm」です。下記も併せて勉強しましょうね。

鉄筋継手の種類とは?重ね継手の長さ・基準・機械式・圧接を解説

鉄筋の定着長さとは?考え方、計算【図解】

鉄筋のサイズ・呼び径・最外径とは?D10・D13の意味と一覧表

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理解度チェック

Q.

定着長さ35dとはどういう意味で、D25の場合の長さはいくつですか?

答えを見る

定着長さが鉄筋の呼び径dの35倍であることを意味します。D25のとき、35d=35×25=875mmです。

Q.

定着長さが35dとなるパターン例を答えてください(SD295A)。

答えを見る

SD295A、Fc24・Fc27のL1などが35dです。コンクリート強度が高いほど定着長さは短くなります。

Q.

35dは重ね継手にも用いられますか?

答えを見る

用いられます。重ね継手の35dは鉄筋が重なり合う部分の長さです。重ね継手長さも定着同様、設計基準強度・フックの有無・鉄筋の材質で決まり、SD295A・Fc24・フック無しで35dになります。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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