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設計クライテリアとは?1分でわかる意味、耐震設計、構造設計との関係

この記事の要点

設計クライテリアとは、設計時の判断基準(基準値)のこと。建築物の設計では経済性・安全性などを優先するクライテリアを設定し、常に満足させる必要がある。

構造設計では建築基準法や規準書が設計クライテリアを示しており、例えば「部材の検定比は1.0以下」「たわみはスパンの1/300以下」などが代表例。

この記事では、設計クライテリアとは何か、耐震設計とは何か、構造設計とどう関係するのか、クライテリアとは何かを整理します。

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設計クライテリアとは、設計するときの判断基準です。

クライテリアは、判断基準を意味します。

設計をするとき、「何が最も優先度が高いのか」基準を持つ必要があります。

例えば、コストが最優先なのに、高品質な材料を使っては、設計クライテリアである経済性を満足しません。


今回は設計クライテリアの意味、耐震設計、構造設計、設計基準値との関係について説明します。※耐震設計、構造設計の意味は、下記が参考になります。

耐震設計とは|許容応力度計算と保有水平耐力計算の2段階の考え方

構造設計は、どんな仕事なの?

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設計クライテリアとは?

設計クライテリアとは、設計するときの判断基準です。基準値と考えてもよいでしょう。建築物の設計では、色々な要望があがります。


例えば、経済性を良くしたいが、高品質な建材を使いたい場合、どうすべきでしょうか。判断基準が無ければ、決めることができません。設計クライテリアは、必ず満足すべき判断基準です。


仮に経済性が設計クライテリアであれば、グレードを落としてでもコストのかからない建材を使います。


常に判断が迫られる設計では、設計クライテリアを理解することが大切です。また熟練の設計者になると、独自のクライテリア(判断基準)を持っています。「設計者のこだわり」とも言えますね。

設計クライテリアと耐震設計、構造設計の関係

耐震設計や構造設計でも設計クライテリアの考え方は大切です。構造設計や耐震設計では、設計クライテリア(基準値)は、建築基準法や各規準書が明確に示しています。※設計クライテリアを示した書籍として、下記が参考になります。

構造の黄色本とは?建築基準法との関係と設計実務・構造ルートでの使い方


例えば、


部材の検定比は1.00以下にすること


は、構造部材に関する基本的なクライテリアです。


構造部材の安全性は、色々な側面から検証します。例えば、下記のクライテリアがあります。


曲げ応力度

せん断応力度

たわみ


上記の全てを満足する必要があります。曲げ応力度やせん断応力度は、所定の許容応力度以下になることを確認します。さらに、たわみはスパンの1/300や1/250以下にします。


スパンの長い梁の場合、応力度がOKの部材でも、たわみNGになる可能性があるのです。構造設計には、色々な判断基準があります。丸暗記はできません。仕事の中で身に付け、設計を始める前に、設計クライテリアを確認しましょう。


構造設計の場合、設計クライテリアは鉄筋コンクリート造、鉄骨造の違いで変わります。

混同しやすい用語

設計クライテリア

設計時に必ず満たすべき判断基準・基準値。

構造設計では建築基準法や規準書により曲げ応力度・せん断応力度・たわみなどの基準が定められている。

設計基準値

クライテリアの数値的な目安となる値。

設計クライテリアとほぼ同義で使われるが、より具体的な数値(例:許容応力度、たわみ限界値)を指す場合が多い。

構造設計クライテリアの例(RC造と鉄骨造の比較)
クライテリア項目RC造の基準値の目安鉄骨造の基準値の目安
曲げ応力度長期許容応力度以下長期許容応力度以下
たわみ限界スパン/300〜1/500程度スパン/300〜1/600程度
層間変形角1/200以下(建基法)1/200以下(建基法)

まとめ

今回は設計クライテリアについて説明しました。

意味が理解頂けたと思います。

設計クライテリアは、設計時の判断基準です。

設計で迷うとき、どちらかを判断する決め手となります。

構造設計や耐震設計では、色々なクライテリアがあります。

規準書や建築基準法をよく読みましょう。

下記も併せて参考にしてくださいね。

耐震設計とは|許容応力度計算と保有水平耐力計算の2段階の考え方

許容応力度計算が簡単にわかる、たった3つのポイント

保有水平耐力とは?意味・計算・必要保有水平耐力との違い

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理解度チェック

Q.

設計クライテリアとは?

設計時の判断基準(基準値)のことで、経済性・安全性などを優先するクライテリアを設定して常に満足させる必要があります。

Q.

構造設計の設計クライテリアの代表例は?

「部材の検定比は1.0以下」「たわみはスパンの1/300以下」などです。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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