この記事の要点
帳壁(ちょうへき)とは、建築物の荷重を負担しない壁です。
例えば帳壁の1つとして、間仕切り壁があります。
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帳壁(ちょうへき)とは、建築物の荷重を負担しない壁です。例えば帳壁の1つとして、間仕切り壁があります。外壁も帳壁に該当する場合があります。なお、帳壁は風圧力に対して構造耐力上安全であることを確認します。今回は帳壁の意味、風荷重と風力係数、ガラス、カーテンウォ―ル、組積造との関係について説明します。風荷重、風力係数の求め方は下記が参考になります。
風荷重とは?1分でわかる意味、読み方、公式、見付面積との関係、フェンスの風荷重
風力係数とは?1分でわかる意味、計算例、cf、吹き上げ、風上、風下、独立上屋
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帳壁(ちょうへき)とは、建築物の荷重を負担しない壁です。間仕切り壁(部屋を仕切る壁)は、帳壁の1つです。構造部材では無いという意味で、帳壁を非構造壁ともいいます。間仕切りの意味は、下記も参考になります。
間仕切りとは?1分でわかる意味、読み方、建築物、lgsとの関係
また鉄骨造の外壁は、建築物の荷重を負担しない帳壁が多いです。一方、鉄筋コンクリート造は、地震力、人や物の重さを支える構造部材です。
帳壁は構造部材では無いですが、屋外に面する帳壁は風荷重を受けます。よって帳壁は、風荷重に対して安全であるよう設計します。
これは屋根ふき材や帳壁の風圧に対しての検討は、建築基準法施行令82条の4で規定されています。詳細は下記もご覧ください。
風圧力とは?1分でわかる意味と計算、速度圧と風力係数、受圧面積との関係、風荷重との違い
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屋根ふき材とは?1分でわかる意味、構造計算、告示、折板の検討
帳壁に作用する風荷重と風力係数は、構造部材に作用する場合の計算と違います。帳壁に作用する風圧力の計算式を下記に示します。
W=qCf
q=0.6Er2V02
Wが風圧力、qは平均速度圧、Erは地表面粗度区分による値、Voは基準風速、Cfはピーク風力係数です。帳壁に作用する風圧力と風力係数の値は、告示1458号によります。
帳壁の計算で考慮する風力係数は、「ピーク風力係数」といいます。通常の風力係数に比べて値が大きいのが特徴です。風力係数、風圧力の詳細は下記が参考になります。
風力係数とは?1分でわかる意味、計算例、cf、吹き上げ、風上、風下、独立上屋
風圧力とは?1分でわかる意味と計算、速度圧と風力係数、受圧面積との関係、風荷重との違い
帳壁にガラスを使用する場合、前述の計算で求めた風圧力がガラスの許容耐力を超えないことを確認します。ガラスの許容耐力は、ガラスの種類により違います。例えば、普通のフロート板ガラスに比べて、倍強度ガラスや強化ガラスの方が耐力は大きいです。
※強化ガラスの詳細は下記が参考になります。
建築基準法施行令第62条の7では、補強コンクリートブロック造(組積造)の帳壁に関する条文があります。これによると、補強コンクリートブロック造の帳壁は、鉄筋でRC造や補強コンクリートブロック造の構造部材に定着する必要があります。さらに、帳壁に作用する面内、面外の荷重に対して安全であるよう設計します。
根拠・参考
実務では、設計条件・仕様書・適用する規準により確認してください。
混同しやすい用語
耐震壁(構造壁)
地震力や荷重を負担する構造部材の壁です。帳壁は荷重を負担しない非構造壁であり、耐震壁とは全く異なる役割を持ちます。
間仕切り壁
部屋を仕切るための壁で、帳壁の代表例です。荷重を負担しないため帳壁に分類されますが、すべての間仕切りが帳壁とは限りません。
カーテンウォール
鉄骨造の外壁として使われる帳壁の一種です。構造躯体に荷重を負担させず、自身に作用する風圧力のみ構造体に伝達します。
今回は帳壁について説明しました。意味が理解頂けたと思います。帳壁は、荷重を負担しない壁です。構造部材で無い壁と考えてください。代表的な帳壁が、部屋の中にある間仕切り壁です。また鉄骨造の外壁は、ほとんどが帳壁です。建築基準法では、屋外の帳壁は風圧に対して安全であるよう設計します。下記も併せて勉強しましょう。
風圧力とは?1分でわかる意味と計算、速度圧と風力係数、受圧面積との関係、風荷重との違い
風荷重とは?1分でわかる意味、読み方、公式、見付面積との関係、フェンスの風荷重
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
帳壁に関する問題は建築士試験の構造分野で出題されます。定義と計算の両面から理解しておきましょう。
試験では質量・重量・荷重の単位系(SI単位:kg、N、Pa)と工学単位系(kgf)の変換が問われることがあります。
「1kgf≒9.8N」の換算関係を基本として、面積荷重(N/m²、kN/m²)の意味も整理しましょう。