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はかま筋とは、フーチング上端に配置する鉄筋です。主にひび割れ防止などの目的で配筋されます。
また、杭基礎のフーチングでは、杭の引き抜き力伝達のために、計算上はかま筋が必要です。
今回は、はかま筋の意味、ピッチ、設計法と計算、付着長さについて説明します。
※フーチングは下記が参考になります。
はかま筋とは、フーチング下端に配置する鉄筋です。下図に、はかま筋とベース筋の関係を示しました。
はかま筋は、直接基礎の場合、計算上不要な鉄筋です。よって、昔の配筋規準や基礎の図面をみると、はかま筋をいれていないフーチングも多くあります。
最近は、耐久性の観点(ひび割れ防止など)から、はかま筋を入れることが当たり前となりました。
またベース筋は、基礎スラブに作用する応力を負担する鉄筋です。※基礎スラブ、ベース筋にの意味は下記をご覧ください。
ベース筋とは?1分でわかる意味、設計法、はかま筋との違い、付着長さ
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はかま筋のピッチと本数は、一般的に
・200ピッチかつ奇数本、ベース筋と同様の本数
とします。はかま筋は計算上不要な鉄筋なので、基礎の外形が決まると自動的に本数がわかります。例えば基礎形状が1.0m×1.0mのとき、はかま筋の本数は
・(1000-140)/200=4.3⇒ 5.0本
です。また鉄筋径は、D13が普通です。つまり5-D13がはかま筋の本数です。
また施工を簡単にするため、ベース筋と同じ本数にすることも多いです。ベース筋は計算により決定します。※ベース筋の意味は下記が参考になります。
ベース筋とは?1分でわかる意味、設計法、はかま筋との違い、付着長さ
計算で決めたベース筋が6-D16のとき、はかま筋は6-D13とするのです。
はかま筋は、普通、構造計算をしません。ただし、杭基礎で引き抜き力や杭曲げを負担させる場合、はかま筋が引張り鉄筋となります。
はかま筋は応力を負担しないので、付着長さの規定は該当しませんが、ベース筋と同程度に付着長さをとってもよいでしょう。
※ベース筋の付着長さについては、下記が参考になります。
ベース筋とは?1分でわかる意味、設計法、はかま筋との違い、付着長さ
また前述したように、杭基礎のフーチングでは、はかま筋も引張鉄筋となるので、所定の付着長さを要します。※フーチングは下記が参考になります。
今回は、はかま筋について説明しました。はかま筋は計算上不要な鉄筋ですが、最近はどんなフーチングでも、はかま筋をいれています。
はかま筋の本数、ピッチの考え方など覚えておきましょう。下記も併せて学習しましょう。
ベース筋とは?1分でわかる意味、設計法、はかま筋との違い、付着長さ
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