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ラップルコンクリートは、基礎下から支持地盤までに設ける無筋コンクリートです。
基礎下にある、建物を支持できない軟弱地盤をラップルコンクリートに置き換えます。
今回はラップルコンクリートの意味、地盤改良、砕石、重量と強度の関係について説明します。
地盤改良、無筋コンクリートの意味は、下記が参考になります。
地盤改良とは?1分でわかる意味、工法の種類、表層改良と柱状改良の違い
ラップルコンクリートとは、基礎下から支持地盤までに設ける無筋コンクリートです。
下図をみてください。表層の地盤が(地盤下0~2mの範囲)軟弱地盤では、基礎を設置しても沈下の恐れがあります(建物を支持できない)。
そこで、良好な支持地盤がでる位置まで、軟弱地盤を無筋コンクリートに置き換えます。この無筋コンクリートが、「ラップルコンクリート」です。
支持地盤が、ラップルコンクリートと建物の重量を支え、ラップルコンクリートは建物の重量を支えます。
バックホウなどで地盤を掘削した後、無筋コンクリートを打設します。よって、掘削する深さが大きいと、ラップルコンクリートの打設が困難です。
下図をみてください。軟弱地盤の層が厚い場合、ラップルコンクリートの設置は施工的に難しいですね。
ラップルコンクリートは、軟弱地盤の層があまり厚くない場合に採用します。
軟弱地盤の層が厚い場合は、杭基礎を採用します。軟弱地盤の意味、杭基礎の特徴は下記が参考になります。
軟弱地盤とは?1分でわかる意味、定義、盛り土、n値、地盤改良との関係
杭基礎とは?1分でわかる意味、設計、杭工事の手順、支持層、フーチングの配筋
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前述したように、軟弱地盤を置き換えた「無筋コンクリート」がラップルコンクリートです。
「置き換え工法」ともいいます。地盤改良は、軟弱地盤にセメント系固化材などを混合して強固にしたものです。
ラップルコンクリートと、やや意味が違いますね。地盤改良、置き換え工法の意味は、下記が参考になります。
地盤改良とは?1分でわかる意味、工法の種類、表層改良と柱状改良の違い
置換工法とは?1分でわかる意味、地盤改良、特徴、良質土、砕石との関係
ラップルコンクリートの「ラップル」は、英語をカタカナ読みした言葉です。
英語の「rubble」は砕石を意味します。粗骨材に砕石を用いたコンクリート、という意味です。砕石の意味は下記をご覧ください。
基礎の砕石とは?1分でわかる意味、割栗石との違い、目的、種類、価格
ラップルコンクリートの重量は、
体積×2.3t/m3
で計算します。ラップルコンクリートの強度は、建物の重量の大きさに応じて計算します。
またラップルコンクリートの面積が大きいほど、必要な強度は小さくて済みます。一般的にはFc18程度で済むでしょう。
今回はラップルコンクリートについて説明しました。
ラップルコンクリートは、基礎下から支持地盤までに設ける無筋コンクリートです。
ラップルコンクリートを設置する目的を理解してくださいね。下記も参考になります。
地盤改良とは?1分でわかる意味、工法の種類、表層改良と柱状改良の違い
置換工法とは?1分でわかる意味、地盤改良、特徴、良質土、砕石との関係
軟弱地盤とは?1分でわかる意味、定義、盛り土、n値、地盤改良との関係
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