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高止まり(たかどまり)とは、打設した杭の天端が、設計時の杭天端より高くなることです。
支持層に起伏がある場合、高止まりが生じやすいです。
高止まりが生じた杭は、杭頭をカットして設計時の天端に合わせるのが一般的です。
今回は高止まりの意味、読み方、杭と地盤、建築物との関係について説明します。
杭頭の意味は、下記が参考になります。
高止まりとは、打設した杭の天端が、設計時の杭天端より高くなることです。下図をみてください。これが高止まりです。
高止まりは、支持層に起伏がある場合に生じます。杭基礎を設計する前、必ず地盤調査を行います。地盤調査を数か所行えば、支持層に起伏があることが想定されます。
ただ、予想外の高止まりが生じることもあります。地盤調査の個所数が少ないために、支持層の起伏が想定できないこともあるでしょう。
地盤調査の詳細は下記をご覧ください。
地耐力が分かる試験とは?1分でわかる種類、平板載荷試験、サウンディング試験との関係
高止まりが生じた杭は、設計時の天端に合わせて杭頭をカットします。これを杭頭処理といいます。下図をみてください。これが杭頭処理です。
杭頭の意味は、下記が参考になります。
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高止まりは「たかどまり」と読みます。関係用語の読み方を下記に示します。
杭 ⇒ くい
杭頭 ⇒ くいとう
杭頭処理 ⇒ くいとうしょり
高止まりが生じた杭は、杭頭をカットします。支持層が思っているより浅い位置に出たため、杭が高止まりしました。杭頭処理を行い、所定の天端に合わせます。
杭の天端とフーチング、地中梁の関係は、設計で決まっています。
高止まりしたままでは、フーチングや地中梁が納まらない可能性があるからです。
地中梁下端と杭天端は、配筋の納まりを考え、100mm程度の段差を設けます。
高止まりが生じると、この段差が無くなり配筋が困難です。
もちろん程度問題で、僅かな高止まりであれば、構造計算や施工性を考慮して、杭頭処理しないことも考えられます。
下図をみてください。高止まりのため杭頭処理しています。設計時と比べて、杭の長さが短いですよね。
杭が短くなる分、水平力の分担、杭頭曲げモーメントなどを再計算して、問題ないことを確認しましょう。
また、杭頭処理により杭体の耐力が低下しないか、確認が必要ですね。
今回は高止まりについて説明しました。高止まりは、打設した杭の天端が、設計時の杭天端より高い位置にあることです。
高止まりが生じた杭は、設計時の杭天端に合わせて杭頭をカットします。
適宜、杭の設計をやり直し、問題ないことを確認しましょう。下記も併せて勉強しましょうね。
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