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杭径とは?1分でわかる意味、どこの長さ?読み方、記号、計算と決め方

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杭径(くいけい)とは、杭の直径を意味します。杭径は細い径だと200mm程度、大きい径になると1000mm以上の杭もあります。


杭径が大きいほど、杭の断面積も大きいです。断面積は杭の支持力に関係します。よって杭に作用する力が大きいと、杭径も大きくなります。


今回は杭径の意味、どこの長さ、読み方、記号、計算と決め方について説明します。杭の種類、間隔は下記が参考になります。

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杭径とは?どこの長さ?

杭径(くいけい)とは、杭の直径のことです。下図をみてください。この長さが杭径です。

杭径


杭径には色々なサイズがります。また杭の種類に応じて取り扱いサイズも変わります。


小・中規模建築物に用いる鋼管杭の杭径は、小さいもので200mm程度です。


一方、場所打ち杭の杭径は1000mm以上になることもあります。杭の種類は下記が参考になります。

杭の種類はどのくらい?設計者が教える杭の種類と各杭の特徴、施工方法

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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杭径の読み方、記号

杭径は「くいけい」と読みます。杭径を表す記号としてD(でぃー)やφ(ふぁい)を使います。関係用語の読み方を下記に示します。


杭 ⇒ くい

杭基礎 ⇒ くいきそ

既成杭 ⇒ きせいくい

場所打ちコンクリート杭 ⇒ ばしょうちこんくりーとぐい

拡底杭 ⇒ かくていぐい


杭の詳細は下記が参考になります。

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杭基礎とは?1分でわかる意味、設計、杭工事の手順、支持層、フーチングの配筋

杭径の計算と決め方

杭径は、杭に作用する長期荷重と短期荷重による応力、変形の計算を行い、問題ないことを確認して決めます。


上部構造とは設計の考え方が若干異なるので注意しましょう。


例えば、杭は地中に埋まっています。地盤が緩衝材の役割となって杭の変形を抑える効果があります(地盤のバネ)。


これを考慮して応力解析が必要です。また液状化の可能性のある地盤では、応力や変形が大きくなりやすいです。


計算の詳しい方法は下記の書籍などが参考になります。

建築基礎構造設計指針


杭径が大きくなると、杭の断面積も大きくなります。杭の支持力は杭の断面積と関係します。よって、大きな力が作用する杭は、杭径も大きくなりますね。

まとめ

今回は杭径について説明しました。杭径は杭の直径です。杭の種類ごとに色々なサイズの杭径があります。


杭径は、杭に作用する長期荷重や短期荷重、変形により決めます。なお杭の支持力は、杭の断面積に関係します。


杭の支持力の求め方など下記も勉強しましょうね。

杭の種類はどのくらい?設計者が教える杭の種類と各杭の特徴、施工方法

杭の支持力係数は?1分でわかる意味、支持力計算、打撃杭、埋込み杭との関係

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