1. HOME > 基礎構造を学ぶ > 杭芯とは?1分でわかる意味、出し方、読み方、間隔、杭芯ずれ

杭芯とは?1分でわかる意味、出し方、読み方、間隔、杭芯ずれ

杭芯とは、杭の中心を意味します。杭芯は構造図で定めますが、施工の際、必ず偏心します。これを杭芯ずれ(杭施工誤差)といいます。今回は杭芯の意味、出し方、読み方、間隔、杭芯ずれについて説明します。※杭芯と似た用語で、柱芯や通り芯があります。下記の記事が参考になります。

壁芯、柱芯、通り芯とは何か?

杭芯とは?

杭芯とは、杭の中心です。下図をみてください。※杭は、建物を支える円形の柱です。杭については下記の記事が参考になります。

杭の種類はどのくらい?設計者が教える杭の種類と各杭の特徴、施工方法

杭芯

柱1本に対して杭が1本の場合、杭芯は柱芯と一致します(※基礎を偏心する場合、柱芯と杭芯はずれます)。


柱1本に対して杭が複数本の場合、杭芯がどこにあるか明記します。下図のように、柱芯からの寸法が必要です。

柱芯と杭芯の関係

後述しますが、複数本杭を打つ場合、杭の間隔や杭の端空きにより杭芯が決まります。

杭芯の出し方

杭芯は設計図を元にだします。簡単な流れを下記に示します。

杭芯の間隔

杭芯の間隔は、建築基礎構造設計指針で下記です。

  • ・打ち込み杭 杭径の2.5倍かつ75cm以上
  • ・埋め込み杭 杭径の2.00倍

  • 実状としては、

    が普通です。※杭のへり空きは下記の記事が参考になります。

    既製杭とは?すぐに分かる種類、長さ、へり空き、間隔について

    杭芯ずれ

    杭芯ずれとは、設計図での杭芯と、現場で施工した杭芯とのずれです。杭施工誤差ともいいます。設計図での杭芯をA、現場で施工した杭芯をBとします。杭芯のずれCは下記で計算します。

    杭芯のずれ

    また杭が2本打ちの場合、各杭芯がずれます。杭1がe1、杭2がe2だけ偏心しました。杭1と杭2の距離の中心が、2つの杭の杭芯と過投げると、杭ずれは

    と考えてよいでしょう。

    二本打ちの杭のずれ

    e1とe2は、互いに大きくなる方向または逆方向に偏心することもあります。例えば、e1が+10mm偏心、 e2が−10した場合、1つの杭をみると偏心していますが、2つの杭で考えると、実際は偏心しません。

    まとめ

    今回は杭芯について説明しました。杭芯の意味が理解頂けたと思います。杭芯の出し方は、イメージを持ちましょう。また杭芯と柱芯、杭間隔の関係も理解したいですね。併せて偏心モーメントや、杭の種類など関係する事項を覚えてくださいね。

    偏心モーメントとは?1分でわかる意味、単位、計算法、基礎

    杭の種類はどのくらい?設計者が教える杭の種類と各杭の特徴、施工方法

    ▼この記事を今すぐSNSでシェアする▼


    ▼こちらも人気の記事です▼

    ▼人気の記事ベスト3▼

    ▼いつでも構造力学の問題が解ける!▼

    構造ウェブ問題集

    ▼同じカテゴリの記事一覧▼

    ▼カテゴリ一覧▼

    ▼他の勉強がしたい方はこちら▼

    スポンサーリンク

    検索

    カスタム検索

    プロフィール

    おすすめ特集

    note始めました 構造ウェブ問題集

    人気の記事ベスト3

    建築の本、紹介します。▼

    すぐにわかる構造力学の本

    同じカテゴリの記事一覧

    1. HOME > 基礎構造を学ぶ > 杭芯とは?1分でわかる意味、出し方、読み方、間隔、杭芯ずれ