この記事の要点
置換工法とは、軟弱な地盤を掘削して除去し、良質土・砕石・無筋コンクリートなどに置き換える地盤改良工法です。浅い範囲の軟弱地盤に対して有効です。
置換に使う材料には良質土(山砂・砕砂)・砕石・無筋コンクリート(ラップルコンクリート)があります。ラップルコンクリートは基礎の直下に設ける無筋コンクリートで、支持力を高める目的で使われます。
置き換える材料は良質土(砂・砕石)または無筋コンクリート(ラップルコンクリート)がある。
軟弱地盤をセメント系固化材で改良した場合も置換工法と呼ぶことがある。
軟弱層が深い場合は施工が難しく、発生土の処理と良質土の確保が必要になる。
この記事では、置換工法とは何か、地盤改良とは何か、良質土とは何か、砕石とどう関係するのかを整理します。
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置換工法とは、軟弱地盤などの一部、全部を良質土などに置き換える工法です。
良質土の他に、無筋コンクリートに置き換えることもあります。
これをラップルコンクリートといいます。
また、軟弱地盤を地盤改良して置き換える場合も、置換工法ということがあります。
今回は置換工法の意味、特徴、地盤改良、良質土、砕石との関係について説明します。
地盤改良、ラップルコンクリートの意味は、下記が参考になります。
ラップルコンクリートとは?地盤改良・捨てコンとの違い・強度・重量
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置換工法とは、軟弱地盤などの一部、全部を良質土(良質の砂、砕石など)に置き換える工法です。軟弱地盤の意味は、下記が参考になります。
良質な材料に置き換えることで、建物を支えられる安定した地盤になります。下図をみてください。これが置換工法のイメージです。
上図をみてください。軟弱地盤(弱い地盤)の上に建物の基礎を設置すると、建物が沈下しそうですよね。一方、軟弱地盤を良質な材料に置き換えれば、基礎を設置しても安心です。
置き換える材料は、良質土(砂、砕石)、無筋コンクリートがあります。この無筋コンクリートを、ラップルコンクリートといいます。詳細は、下記が参考になります。
ラップルコンクリートとは?地盤改良・捨てコンとの違い・強度・重量
また、軟弱地盤を改良土に置き換える「地盤改良工法」も、置換工法といえます。地盤改良の意味は、下記が参考になります。
置換工法には、
掘削置換工法
強制置換工法
があります。
置換工法は「ちかんこうほう」と読みます。
関係用語の読み方を、下記に示します。
地盤改良 ⇒ じばんかいりょう
柱状改良 ⇒ ちゅうじょうかいりょう
表層改良 ⇒ ひょうそうかいりょう
地盤改良、柱状改良の意味は、下記が参考になります。
柱状改良とは?読み方・工法の仕組みと深さの目安・液状化対策への効果
置換工法では、
除去する軟弱地盤の発生
良質土の確保
軟弱層が深いと施工が難しい
という特徴があります。軟弱地盤が厚い場合は、杭基礎や柱状改良とします(ただし柱状改良は8~10m程度まで)。
混同しやすい用語
置換工法を整理した表を示します。
| 項目 | 軟弱地盤対策 | 方法 |
|---|---|---|
| 置換工法 | 軟弱層を良質土に入れ替える | 比較的浅い軟弱層に適用 |
| 表層安定処理 | 地表面付近をセメントや石灰で改良 | 施工機械の走行性確保に効果 |
| 深層改良(柱状改良) | 深い軟弱層を柱状に改良する | 建物基礎の支持力向上に使用 |
今回は置換工法について説明しました。意味が理解頂けたと思います。置換工法は、軟弱地盤の一部または全部を、良質土などに置き換える工法です。良質土に置き換えることで、地盤の安定化を図ります。下記も併せて勉強しましょう。
柱状改良とは?読み方・工法の仕組みと深さの目安・液状化対策への効果
ラップルコンクリートとは?地盤改良・捨てコンとの違い・強度・重量
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
置換工法の定義(軟弱地盤を良質材料に置き換える)と適用材料(良質土・砕石・ラップルコンクリート)を覚えましょう。地盤改良との違いも整理しておくと確実です。軟弱層が深いと施工困難という特徴も重要なポイントです。