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表層改良とは?地盤改良の深さ、費用目安、デメリットと他工法との比較

この記事の要点

表層改良とは、地盤表面から深さ2m以内の範囲に固化材(セメント系)を混合・撹拌して地盤を強化する工法だ。バックホウで掘削しながら固化材を混ぜるため施工が簡単で、3工法(表層・柱状・鋼管杭)の中で費用が最も安い。

デメリットは改良深さが浅い(2m以内)ため、深い軟弱層がある場合は効果が限定的なことだ。また撹拌した土を一部処分するため残土が発生し、処分費用がかかる。地耐力30kN/m²以上を確保できれば一般的な2階建て木造住宅に対応できる。

表層のN値が小さく、支持層が浅い位置に出るときに採用される。

施工手順は①地盤掘削→②改良剤(セメント系固化材)を撒く→③埋め戻し土と撹拌して改良土をつくる。

施工が簡単でコストが低いというメリットがあるが、軟弱層が2mを超える場合は対応できない。

この記事では、表層改良とは何か、表層改良はどう読むのか、地耐力とは何かを整理します。

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表層改良(ひょうそうかいりょう)とは地盤改良の1つです。地面から2mの範囲内で行う地盤改良です。


表層(地盤の比較的浅い部分)を改良するので、表層改良といいます。表層のN値が小さく、支持層が浅い位置にでるときに表層改良を行います。


今回は表層改良の意味、読み方、地耐力、深さ、デメリットについて説明します。


地盤改良、柱状改良の意味は下記が参考になります。

地盤改良とは?工法の種類と表層改良・柱状改良の選び方

柱状改良とは?読み方・工法の仕組みと深さの目安・液状化対策への効果

表層改良とは?

表層改良は地盤改良の1つです。下図をみてください。これが表層改良です。


表層改良


軟弱地盤が表層(地面から2m程度まで)にあるとき採用可能です。


当然、表層改良した地盤の下は、良質な地盤であることが前提です。また、表層改良は、施工が簡単、コストも低価格というメリットがあります。


表層改良の施工手順を簡単に説明します。まず、該当する範囲の地盤を掘削します。次に改良剤(セメント系固化材など)を撒き、埋め戻し土と撹拌して改良土をつくります。


表層改良と似た用語に、地盤改良や柱状改良があります。下記を参考にしてください。

地盤改良とは?工法の種類と表層改良・柱状改良の選び方

柱状改良とは?読み方・工法の仕組みと深さの目安・液状化対策への効果

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表層改良の読み方

表層改良は「ひょうそうかいりょう」と読みます。関係用語の読み方は下記です。


地盤改良 ⇒ じばんかいりょう

柱状改良 ⇒ ちゅうじょうかいりょう


地盤改良、柱状改良の意味は、下記が参考になります。

地盤改良とは?工法の種類と表層改良・柱状改良の選び方

柱状改良とは?読み方・工法の仕組みと深さの目安・液状化対策への効果

表層改良の深さ

表層改良が可能な深さは、地面から2mまでです。軟弱地盤が2mを超える場合は、柱状改良や杭基礎を用います。


柱状改良は軟弱地盤が8m程度の厚さでも対応可能、杭はさらに厚い場合(数十mなど)でも対応できます。


軟弱地盤、杭の意味は、下記が参考になります。

軟弱地盤とは?N値・定義と地盤改良の必要性を判断する基準

杭基礎とは?1分でわかる意味、設計、杭工事の手順、支持層、フーチングの配筋

表層改良の地耐力

表層改良の地耐力は計算および試験により確認します。また、上部構造の重量を計算し、必要な地耐力を算定します。地耐力の意味、計算式は下記が参考になります。

地耐力とは?1分でわかる意味、単位、計算法、n値との関係

表層改良のデメリット

表層改良のデメリットは、軟弱地盤の厚さが2mを超えると対応できないことです。簡易な地盤改良ですが、地盤によっては採用できないので注意しましょう。

表層改良を整理した表を示します。

項目表層改良柱状改良
対応深さ地面から約2mまで約8m程度まで
改良方法掘削後にセメント系固化材と撹拌柱状に改良体を造成
コスト・施工簡単・低コストやや複雑・中程度のコスト

まとめ

今回は表層改良について説明しました。表層改良は、地盤改良の1つです。表層(地面から2mまで)の軟弱地盤を改良します。


施工が簡単でコストも、他の改良工法や杭に比べて低価格です。但し、軟弱地盤の厚さが2mを超えると採用できないので、地盤調査や過去の調査資料を確認しましょう。

地盤改良とは?工法の種類と表層改良・柱状改良の選び方

柱状改良とは?読み方・工法の仕組みと深さの目安・液状化対策への効果

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理解度チェック

Q.

表層改良とは?

地盤表面から深さ2m以内の範囲に固化材(セメント系)を混合・撹拌して地盤を強化する工法です。

Q.

表層改良のメリットは?

施工が簡単で、3工法(表層・柱状・鋼管杭)の中で費用が最も安いことです。

Q.

表層改良のデメリットは?

改良深さが浅い(2m以内)ため、深い軟弱層がある場合は効果が限定的で、残土の処分費用もかかります。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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