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地盤改良とは、元々の軟弱な地盤を、強固な地盤へ改良することです。改良する方法は、置換工法、高密度化、排水、固化など色々あります。また、比較的浅い地盤のみを地盤改良することを、表層改良といいます。今回は、地盤改良の意味、工法の種類、表層改良と柱状改良の違いについて説明します。※地盤の意味、表層改良と柱状改良は下記が参考になります。
地盤とは?1分でわかる意味、地盤調査、地盤沈下、n値、軟弱地盤、支持層
表層改良とは?1分でわかる意味、読み方、地耐力、深さ、デメリット
柱状改良とは?1分でわかる意味、読み方、液状化、深さとの関係
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地盤改良とは、軟弱な地盤を、強固な地盤へ改良することです。地盤改良の目的は下記です。
・地盤を改良し、強固にすること。基礎下から支持層まで地盤改良することで、建物の重量を適切に伝える
・不同沈下の防止
1つは、建物の重量を支持層まで伝えることです。軟弱な地盤の上に基礎を設置しても、力が伝わらず沈下します。よって地盤改良します。
2つめは、不同沈下の防止です。軟弱地盤は圧密沈下、即時沈下などを起こします。これらを防止する目的があります。※圧密沈下、即時沈下は下記の記事が参考になります。
圧密沈下とは?1分でわかる意味、原因、即時沈下の違い、粘性土との関係
地盤改良の工法を下記に整理しました。
・置換工法
・締固め工法
・排水工法
・セメント系固化材混和など
置換工法とは、軟弱地盤を取り除いて、良質土に置き換える工法です。軟弱地盤が厚いと対応できません。詳細は下記をご覧ください。
置換工法とは?1分でわかる意味、地盤改良、特徴、良質土、砕石との関係
強度の低い地盤は、水が多く入っています。排水により、地盤を安定させます。
私が、構造設計の実務で一番良く使った地盤改良が「セメント系固化材による改良」です。軟弱地盤とセメント系固化材を混ぜます。セメント系固化材が、軟弱な土と一体となって硬化します。
表層改良と柱状改良の違いを下記に整理しました。
・表層改良 ⇒ 比較的深さの浅い地盤を改良すること。1~2m程度
・柱状改良 ⇒ 支持層が深いとき、フーチング下から柱状に地盤改良すること。8m程度まで対応可能。
表層改良とは?1分でわかる意味、読み方、地耐力、深さ、デメリット
柱状改良とは?1分でわかる意味、読み方、液状化、深さとの関係
下図をみてください。支持層がGLから2.0m位置にでます。2mまでは盛土なので、沈下の恐れがあります。基礎は直接基礎で、基礎底はGL-0.7m程度です。よって、1.3m分、基礎は盛土の上にのっています。このとき、1.3m分の盛土を地盤改良で強固にします。
これが表層改良です。地盤の支持層は、各地によって色々です。支持層が10mより深い位置にでることもあります。10m下まで基礎を下げるのは不可能です。よって、基礎底は浅くして、基礎下から支持層まで地盤を改良します。これが柱状改良です。
柱状改良は、名前の通り、円柱状に地盤を改良します。なお、柱状改良を行う場合、杭基礎とのコスト比較も必要です。杭基礎には、コンクリート杭と鋼杭があります。下記が参考になります。
鋼杭とは?1分でわかる意味、読み方、種類、特徴、鋼管杭との違い
今回は地盤改良について説明しました。意味が理解頂けたと思います。地盤改良は、軟弱な地盤を改良して、強固に造り替えることです。日本は軟弱な地盤が多いです。沈下を防ぐためにも、地盤改良が必要です。支持層が浅ければ、表層改良でよいです。支持層が深い場合、柱状改良で対応したいですね。また、柱状改良を行う場合、鋼杭とのコスト比較も考えましょう。下記も参考になります。
鋼杭とは?1分でわかる意味、読み方、種類、特徴、鋼管杭との違い
表層改良とは?1分でわかる意味、読み方、地耐力、深さ、デメリット
柱状改良とは?1分でわかる意味、読み方、液状化、深さとの関係
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