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地耐力の計算式はqu=( ic×α×C×Nc)+ ( ir×β×γ1×B×Nr)+ ( iq×γ2×Df×Nq)です。quは極限時の地耐力を表しており、長期時ではqu/3、短期時では2qu/3を計算します。なお、前述した地耐力の計算式は地盤の粘着力、基礎の形状、基礎の深さが考慮されています。今回は地耐力の計算式、地耐力20kn/m2、50kn/m2の意味、N値と地耐力の換算式について説明します。地耐力の意味は下記も参考になります。
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地耐力の計算式はH13建設告示1113号に規定されており、下式で算定します。
・極限時における地盤の許容応力度qu ⇒ qu=( ic×α×C×Nc)+ ( ir×β×γ1×B×Nr)+ ( iq×γ2×Df×Nq)
・長期時における地盤の許容応力度qa ⇒ qa=qu/3
・短期時における地盤の許容応力度qs ⇒ qs=2qa =2qu/3
qaが地盤の許容応力度、quが地盤の極限応力度です。qaは長期時の値ですが、2倍すると短期時の許容応力度qsになります。
前述した地耐力の計算式について3つの項は
・( ic×α×C×Nc) ⇒ 地盤の粘着力
・( ir×β×γ1×B×Nr) ⇒ 基礎の形状
・( iq×γ2×Df×Nq) ⇒ 基礎の深さ
からなる地耐力の値です。なお、地耐力とは正式には地盤の許容応力度といいます。詳細は下記が参考になります。
地盤の許容応力度は?1分でわかる意味、告示式、計算法、地耐力との違い、n値との関係
地耐力20kn/m2、50kn/m2の意味はそれぞれ
・地耐力20kn/m2 ⇒ 一辺の長さが1mの正方形の範囲に作用する20kNの力
・地耐力50kn/m2 ⇒ 一辺の長さが1mの正方形の範囲に作用する50kNの力
目安として下記の計算式でn値から地耐力を換算できます。
地耐力(kN/㎡)=n値×10
また、下表は地盤の種類と地耐力の対応を表しています。密実な砂質地盤の地耐力は200kN/㎡なので、前述の式からn値20程度だと想定できます。
地 盤 | 地耐力(長期) kN/㎡ | 地耐力(短期) kN/㎡ |
岩盤 | 1000 | 長期の2倍 |
固結した砂 | 500 | |
土丹盤 | 300 | |
密実な礫層 | 300 | |
密実な砂質地盤 | 200 | |
砂質地盤(液状化しない) | 50 | |
堅い粘土質地盤 | 100 | |
粘土質地盤 | 20 | |
堅いローム層 | 100 | |
ローム層 | 50 |
n値と地耐力の関係は?1分でわかる関係、換算と地耐力の目安、n値の単位
今回は、地耐力の計算式について説明しました。地耐力の計算式はqu=( ic×α×C×Nc)+ ( ir×β×γ1×B×Nr)+ ( iq×γ2×Df×Nq)です。quは極限時の地耐力を表しており、長期時ではqu/3、短期時では2qu/3を計算します。なお、前述した地耐力の計算式は地盤の粘着力、基礎の形状、基礎の深さが考慮されています。地耐力の意味は下記も参考になります。
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