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許容地耐力(きょようちたいりょく)とは「直接基礎(または地盤)における地盤がどのくらいの力まで許容できるか示す値」です。
直接基礎に対して使う用語で、単位はkN/㎡で表します。似た用語に許容支持力(きょようしじりょく)があります。
許容支持力は、杭基礎(または地盤)における許容できる耐力です。今回は許容地耐力の意味、計算とdfの関係、長期と短期の値、許容支持力との違いについて説明します。
地耐力、杭の支持力の詳細は下記が参考になります。
極限支持力とは?1分でわかる意味、許容支持力との違い、求め方
許容地耐力(きょようちたいりょく)とは「直接基礎(または地盤)における地盤がどのくらいの力まで許容できるか示す値」です。
地盤に作用する圧力(接地圧)が、許容地耐力を超えないよう設計します。地耐力の意味、求め方は下記をご覧ください。
似た用語に「地盤の許容応力度」があります。
実務では「地耐力」の用語をよく使いますが、建築基準法では「地盤の許容応力度」と明記されています。
地盤の許容応力度は下記が参考になります。
地盤の許容応力度は?1分でわかる意味、告示式、計算法、地耐力
下図をみてください。地盤の上に直接基礎を設置しています。直接基礎の底面には100kNの力が作用し、フーチングの面積は4㎡です。地盤の許容地耐力は100kN/㎡とします。
まず直接基礎から地盤に作用する圧力は下式で計算します。
w=100÷4=25kN/㎡
地盤の許容地耐力=100 kN/㎡ですね。よって、25kN/㎡<100 kN/㎡より、地盤に作用する圧力(接地圧)は許容地耐力以下であるため問題ないです。
接地圧が許容地耐力を超える場合、地盤の安全性を保障できません。
よって基礎を大きくするなどして、接地圧を減らし許容地耐力以下にします。設置圧の意味は下記をご覧ください。
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許容地耐力は下式で計算します。
式中の3項をみると「Df(でぃーえふ)」が入っています。Dfとは基礎の根入れ深さです。Dfの詳細は下記をご覧ください。
また地耐力の計算は下記が参考になります。
許容地耐力には長期、短期、極限時の値があります。極限時(終局時)の地耐力をRuとするとき、長期と短期の値は下記となります。
・長期許容地耐力 Ru/3
・短期許容地耐力 2Ru/3
許容地耐力と許容支持力の違いを下記に示します。
許容地耐力 ⇒ 直接基礎について、地盤がどのくらいの力まで許容できるか示す値
許容支持力 ⇒ 杭基礎における地盤がどのくらいの力まで許容できるか示す値
杭の支持力計算は下記をご覧ください。
極限支持力とは?1分でわかる意味、許容支持力との違い、求め方
今回は許容地耐力について説明しました。許容地耐力は、直接基礎について地盤がどのくらいの力まで耐えられるか示す値です。
似た用語に「許容支持力」があります。これは杭基礎における抵抗力です。地耐力、地盤の許容応力度、支持力の詳細は下記をご覧ください。
地盤の許容応力度は?1分でわかる意味、告示式、計算法、地耐力
極限支持力とは?1分でわかる意味、許容支持力との違い、求め方
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