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n値とは?1分でわかる意味、目安、求め方、地盤、n値40や50の地耐力

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n値とは、地盤の強さを表す値です。n値が大きいほど、「硬くて強い地盤」と考えてください。逆にn値が小さければ、柔らかく弱い地盤です。今回はn値の意味、目安、求め方、地盤との関係、n値40や50の地耐力について説明します。


n値を計測する試験が標準貫入試験です。標準貫入試験の詳細は、下記が参考になります。

標準貫入試験とは?1分でわかる意味、打撃回数とn値の関係、試料の種類

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n値とは?

n値とは、地盤の強さを表す値です。n値が大きいほど、硬くて強い地盤です。一方、n値が小さいほど、柔らかくて弱い地盤です。


n値は0から60までの値です。※60を超える値を記録することもある。


また「良い地盤」は、地面から浅い位置でn値の高い地盤が現れます。基礎は直接基礎で済むのでコスト削減になります。また液状化などの心配も無いでしょう。直接基礎の特徴は下記が参考になります。

直接基礎とは?1分でわかる種類、設計方法、地盤改良、杭基礎との違い


一方、「悪い地盤」は、地面表層はn値が小さく、地面から深い位置(十数メートル以深)でようやくn値の高い地盤が出現します。n値が小さい地盤では、基礎の沈下や液状化の影響が懸念されます。


よって直接基礎でなく、杭基礎や地盤改良を施します。直接基礎に比べてコストは高くなるでしょう。※杭基礎、地盤改良の意味は下記が参考になります。

杭基礎とは?1分でわかる意味、設計、杭工事の手順、支持層

地盤改良とは?1分でわかる意味、工法の種類、表層改良と柱状改良


上記のように、n値は地盤の強さと関係し、n値の大きさから「基礎形式」を判断します。なお、n値は標準貫入試験という方法で計測します。

標準貫入試験とは?1分でわかる意味、打撃回数とn値の関係、試料の種類

n値の目安と地耐力

n値の大きさから、地耐力の目安を判断できます。下式をみてください。


地耐力(目安)=n値×10(kN/㎡)


例えばn値が10のとき、地耐力は10x10=100kN/㎡です。なお、n値が10あれば、小さな建物の基礎は、直接基礎とできるでしょう。


普通n値は、標準貫入試験を行い計測します。ただn値の目安を知りたいのなら、別の方法もあります。下記に整理しました。


・鉄筋を地面にさしてみて、手で簡単に入るとき。N値0~4


・スコップで地面をほれるとき。N値4~10


・鉄筋を2kgのハンマーで叩いて、「簡単に」ささるとき。N値10~30


・上記で、貫入に苦労するとき。N値30~50


・地面をほるのに、ツルハシが必要なとき。N値50以上


上記の通り、地面の掘りやすさでn値の目安を判断できます。n値の目安は下記が参考になります。

内部摩擦角とは?1分でわかる意味、ざっくり地盤の特性を知る5つのTIPs、n値との関係

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n値の求め方

n値は標準貫入試験という方法で計測します。簡単に説明します(イメージを説明しています。詳細な内容は下記リンクをご確認ください)。


地面に重りを落とすと、地面がくぼみます。何度も重りを落とすことで、くぼみは深くなります。所定の高さ、重りを使って、地面に重りを落とします。くぼみの深さが30cmになるまでの、重りを落とした回数がn値です。


標準貫入試験の詳細な内容は、下記が参考になります(是非ご確認ください)。

標準貫入試験とは?1分でわかる意味、打撃回数とn値の関係、試料の種類

n値と地盤の関係

地盤には砂質土地盤と粘土質地盤があります。n値が高いから砂質土地盤という訳では無いです。n値が小さな砂質土地盤、粘土質地盤があります。もちろん、逆も考えられます。ただし、同じn値のとき、粘土質地盤の方がやや地耐力が大きくなります。


地耐力の計算は下記が参考になります。

地耐力とは?1分でわかる意味、単位、計算法、n値との関係


また、砂質土地盤、粘土質地盤の意味は下記が参考になります。

砂質地盤とは?1分でわかる意味、読み方、粘土地盤との違い、液状化

まとめ

今回はn値について説明しました。意味が理解頂けたと思います。n値は、地盤の強さを表す値です。n値が大きいと強い地盤、n値が小さいと弱い地盤でしたね。n値と地耐力の関係、n値の目安など覚えましょう。n値の計測方法も重要です。下記を参考にしてくださいね。

標準貫入試験とは?1分でわかる意味、打撃回数とn値の関係、試料の種類

地耐力とは?1分でわかる意味、単位、計算法、n値との関係

内部摩擦角とは?1分でわかる意味、ざっくり地盤の特性を知る5つのTIPs、n値との関係

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