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地耐力の単位は?なぜキロニュートンで表す、地耐力20kN/m2、30kN/m2、50kN/m2、地耐力100kN/m2とはどういう意味?

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地耐力の単位は「kN/m2」を用います。kN/m2(キロニュートンパーヘイベイ)は圧力(単位面積当たりの力)の単位と同様ですが、地耐力の値は比較的大きいので、数値の桁数が大きく表示されないようN/m2、Paの単位ではなく、単位平米あたりのキロニュートンの値を用います。


さて、地耐力とは地盤の耐力(荷重に対して耐えられる力)です。住宅に必要とされる地耐力は20kN/m2以上とされており、これは単位面積当たり20kNの荷重まで地盤が耐えられることを意味します。また、大まかに1t≒10キロニュートンなので、20kN/m2≒2t/m2となり、1m×1mの範囲に2tまでの質量なら耐えられることをイメージしてもよいでしょう。


同様の考え方で、地耐力30kN/m2、50kN/m2、地耐力100kN/m2はどういう意味か下記に示します。


・地耐力30kN/m2の意味 ⇒ 単位面積当たり20kNの荷重まで地盤が耐えられること

・地耐力50kN/m2の意味 ⇒ 〃 50kNの荷重まで 〃

・地耐力100kN/m2の意味 ⇒ 〃 100kNの荷重まで 〃


建物の重さは重力の作用により鉛直下向きに作用します。屋根や床、壁の重さは梁から柱へ伝達されて最終的には基礎に集まります。基礎底面と地盤上に接地しており、地耐力は基礎に作用する重さおよび基礎自重、土被りの重さを含めた重さ(支点反力)に対して問題ないか確認が必要です。


たとえば、地耐力が20kN/m2、基礎底面に作用する全重量が15kN/m2であれば、基礎の重さに対して地盤は問題ないことが確認できます。逆に、全重量が30kN/m2>地耐力の関係になるときは、地耐力を大きくするか、全重量が小さくなるよう工夫が必要です。

まとめ

今回は地耐力の単位について説明しました。地耐力の単位は「kN/m2」を用います。kN/m2(キロニュートンパーヘイベイ)は圧力(単位面積当たりの力)の単位と同様ですが、地耐力の値は比較的大きいので、数値の桁数が大きく表示されないようN/m2、Paの単位ではなく、単位平米あたりのキロニュートンの値を用います。地耐力の意味、N値との関係など下記も勉強しましょう。

地耐力とは?1分でわかる意味、単位、計算法、n値との関係

n値と地耐力の関係は?1分でわかる関係、換算と地耐力の目安、n値の単位

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