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地盤の自沈(じちん)とは、標準貫入試験やサウンディング試験で、自重でサンプラーなどが沈む現象をいいます。自沈する地盤は、地盤の強さが0(ぜろ)です。建物を支えることができない地盤です。今回は、地盤の自沈の意味、地盤の強さ、軟弱地盤との関係、結果の考察について説明します。
標準貫入試験、サウンディング試験の特徴は下記が参考になります。
標準貫入試験とは?1分でわかる意味、打撃回数とn値の関係、試料の種類
スウェーデン式サウンディング試験とは?1分でわかる意味、地耐力、深さ
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地盤の自沈とは、標準貫入試験やサウンディング試験で、自重のみでサンプラーなどが沈む現象です。
標準貫入試験では、普通、ハンマーの打撃でサンプラーを地盤に打ち込みます。よって、ハンマーの打撃(荷重)不要でサンプラーが沈み込み地盤は、「とても柔らかい地盤」といえます。
標準貫入試験、サウンディング試験の意味は、下記が参考になります。
標準貫入試験とは?1分でわかる意味、打撃回数とn値の関係、試料の種類
スウェーデン式サウンディング試験とは?1分でわかる意味、地耐力、深さ
地盤の強さを判断する指標に、N値があります。N値の意味は、下記が参考になります。
n値とは?1分でわかる意味、目安、求め方、地盤、n値40や50の地耐力
N値1でも、かなり柔らかい地盤ですが、自沈は、「地盤の強さが0」と考えてください。サンプラーが自重で沈む地盤なので、「田んぼの土」などをイメージすると分かりやすいです。
自沈は明らかに軟弱地盤です。よって、自沈する地盤の上に建物を建てることはできません。自沈する層があっても、深く掘削すれば支持層となる地盤が現れます。
支持層が深ければ杭が必要です。比較的浅い位置に支持層が出れば、直接基礎や「直接基礎+地盤改良」などの工法も比較すべきでしょう。
地盤改良の意味は、下記が参考になります。
地盤改良とは?1分でわかる意味、工法の種類、表層改良と柱状改良
自沈する地盤は、強さが全く0です。とても柔らかい地盤と考えてくださいね。地盤調査を行って「自沈」という結果があれば、その地盤には建物を建てられません。支持層となる位置まで基礎を下げる必要があります。
今回は地盤の自沈について説明しました。意味が理解頂けたと思います。自沈(じちん)は、サンプラーなどが自重で沈み込む現象です。自重で沈むほど「地盤が柔らかい」といえます。地盤の強さは全くありません。下記の記事も併せて勉強しましょうね。
n値とは?1分でわかる意味、目安、求め方、地盤、n値40や50の地耐力
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