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不等辺山形鋼は、X,Y方向で長さが異なる山形鋼です。不等辺アングルともいいます。不等辺山形鋼は、非対称断面のため構造部材として使いづらい部材です。外壁の取り付け下地などで使います。今回は、不等辺山形鋼の意味、規格、寸法や断面係数、対応可能な材質について説明します。
※長さが等辺の山形鋼を等辺山形鋼、またはアングルといいます。下記が参考になります。
建築のアングルとは?1分でわかる意味、使い方、意味、用途、チャンネルとの違い
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不等辺山形鋼の規格(寸法および断面係数)を下記に示します。アングル材の断面係数はX,Yで値が同じですが、不等辺山形鋼は値が異なります。
不等辺山形鋼の寸法をみてください。寸法のAとBで長さが違いますね。下図が不等辺山形鋼です。
不等辺山形鋼の材質は、ss400のみ対応しています。※アングル材も同様の材質です。ss400はjisG3101で規定されています。機械的性質と化学成分をそれぞれ説明します。
ss400は下記が参考になります。
ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバー
不等辺山形鋼の機械的性質を下記に示します。
なお、厚みに応じて降伏強度が異なります。下記に示しました。
不等辺山形鋼は、柱や梁として使うことが少ないので、厚い板が必要ないでしょう。一般的に16mm以下、あるいは16mm超~40mm以下です。
不等辺山形鋼の化学成分は下記です。
不等辺山形鋼は、外壁の取り付け下地などで使います。よって、ss400の材質で十分対応可能です。
ss400は下記が参考になります。
ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバー
不等辺山形鋼とは、X,Y方向で幅が異なるアングル材です。下図をみてください。これが不等辺山形鋼です。
不等辺山形鋼は外壁の取り付け下地などで使います。例えば、ボルトを縦に2本打ちたいとき、ボルトを打設する部分のみ長くすることが可能です。
等辺山形鋼の場合、大きくする必要のない幅が広がって納まりが悪いです。
不等辺山形鋼の使用箇所は下記です。
断面性能が低く、非対称断面なので使いづらい部材です。不等辺のため、納まりに注意します。
今回は、不等辺山形鋼について説明しました。意味が理解頂けたと思います。不等辺山形鋼は非対称断面の上、X,Yで長さが異なります。構造的には使いづらい材料です。一方で、外壁の取り付けで便利な部材なので覚えておきましょう。※等辺山形鋼についても併せて理解してくださいね。
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