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アングルの重量計算とは?1分でわかる計算方法、計算式、規格、鋼、ステンレスの重量

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アングルとはL形断面の鋼材です。山形鋼ともいいます。アングルの重量計算では、ローマ字のL形の重量を計算すれば良いです。今回は、アングルの重量計算、方法、計算式と規格、鋼材とステンレスの重量について説明します。アングルの規格、特徴は下記が参考になります。

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アングル材の規格が丸わかり!等辺山形鋼のサイズと断面性能

アングルの単位質量は?1分でわかる値、規格表、重量計算方法は?

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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アングルの重量計算とは?

アングルは下図に示す断面の鋼材です。L形の形状をしています。山形鋼ともいいます。

アングルの重量計算

アングルの重量計算は、


L形の体積×アングルの密度


で行います。アングルの体積は、厚みや幅(又は高さ)をかければ求められます。


下図をみてください。アングル材は、断面がL形で長さをもつ部材です。アングルの断面が大きいと重量も大きいです。また、断面が小さくても、長さが大きければ全体の重量も大きくなります。

アングル材と長さの関係

アングルの特徴、規格は下記が参考になります。

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アングルは鋼材メーカーにより規格化されています。実は、改めてアングル材の重量計算をする必要が無く、規格を読めば重量が書いてあります。例えば、下記の鋼材表をご覧ください。

https://www.jfe-steel.co.jp/products/building/assets/pdf/binran/binran_all.pdf


規格では、アングルの重量はkg/mで表します。この単位を、単位重量といいます。単位重量の意味は、下記が参考になります。

単位重量とは?1分でわかる意味、単位、計算方法、h鋼や鉄筋の単位重量


実務では、鋼材メーカーのアングルの規格値を読み取り、必要な長さを掛けてアングルの重量を求めるのが普通です。ただ今回は、アングルの重量計算式の説明も行います。後述しました。

アングルの重量計算式、計算方法と規格

アングルの重量計算式を下記に示します。


W=qV=qLA=qL(Bt+(h-t)t)


下図にアングルの断面と記号の意味を示しました。

アングルの断面と記号

Wはアングルの重量、qはアングルの密度、Vは体積、Aは面積、Lは長さ、Bは幅、tは厚み、hは高さです。


なお、注意して頂きたいですが、上記の重量計算式では正確なアングルの重量は計算できません。下図をみてください。アングルは3カ所に曲面があります。上記の計算式では曲面を考慮していません。

アングルの重量計算式と規格

規格値と計算式はわずかな差異があるでしょう。下記で、実際にアングルの重量を計算します。アングルの規格は、下記が参考になります。

アングル材の規格が丸わかり!等辺山形鋼のサイズと断面性能

アングルの重量計算と鋼、ステンレスの重量

40×40×6のアングルの重量を計算してください。長さは1m、鋼とステンレスの重量を計算してください。


各条件を計算式にあてはめます。


W=7.85g/cm3×100cm×(4×0.6+(4-0.6) ×0.6)=3485.4kg⇒3.485kg


規格値は3.49なので、計算式とほぼ同じ結果になりました。ステンレスの重量を求める場合、上記の7.85を7.7に置き換えれば良いです。鋼よりやや小さい重量になります。ステンレスの特徴は、下記が参考になります。

ステンレス鋼とは?1分でわかる意味、特徴、線膨張係数、降伏点、引張

まとめ

今回はアングルの重量計算について説明しました。意味や計算方法が理解頂けたと思います。アングルの重量計算は簡単です。まずはアングルの形状を理解してください。ローマ字のLと同じ形です。今回紹介した計算式は、実際の規格値とやや異なることも覚えてくださいね。アングルの特徴、規格は下記も参考になります。

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