この記事の要点
建築図面に「SS400」「SN490B」と書いてあるとき、その材質と使い分けの理由を理解していると設計の意図が読める。
SS・SN・SM・FBなど、鋼材は種類によって用途が異なる。
鋼材の種類別の特徴と、建築構造での使い分けを整理する。
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鋼材には沢山の種類があります。全てを覚えるのは一苦労です。今回は建築で使う鋼材の種類を整理しました。鋼材の用途、材質と特徴、鋼材の記号を勉強しましょう。また、鋼材を所定の形状に成形したものを形鋼といいます。形鋼は下記が参考になります。
形鋼とは?1分でわかる意味、読み方、種類、規格、i形鋼の用途
鉄筋コンクリートは、異形棒鋼という鋼材を使います。一般的に「鉄筋」といいます。鉄筋は下記が参考になります。
鉄筋のサイズ・呼び径・最外径とは?D10・D13の意味と一覧表
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鋼材は本当に多種多様です。様々な用途や材質に応じて種類が分かれています。SS400という一般構造用の鋼材もあれば、建築専用の鋼材もあります(SN400)。建築物に使う鋼材は限られていますが、それでも十数類使い分けます。
鋼材の種類を知ることは、鋼構造(鉄骨造)の設計で大切です。
鋼材には様々な種類があります。材質、形状、用途などに分類できます。鋼材を所定の形状に成形したものを「形鋼」といいます。形鋼については下記で詳細に説明しています。
形鋼とは?1分でわかる意味、読み方、種類、規格、i形鋼の用途
鋼材の材質、用途別の種類は後述しました。
鋼材を材質別に分類しました。他にも材質はありますが、一般的な材質を下記に整理しています。
鋼材の材質を理解するとき、「SS」や「SN」など数字の前につく記号を覚えてください。この記号は、英語の頭文字をとった用語です。下記が参考になります。
鋼材を用途別に整理しました。
鋼材の種類を記号で整理しました。なお、SS400の場合、「400」は鋼材の引張強度を表します。SS490の場合、引張強度が490ですね。※引張強度については下記が参考になります。
混同しやすい用語
SS材・SM材
SS材(一般構造用圧延鋼材)は汎用的な鋼材で溶接性に劣り、SM材(溶接構造用圧延鋼材)は溶接性に優れた鋼材です。
SS材は溶接に不向きであるのに対して、SM材は化学成分が細かく規定されているため溶接品質を確保でき、剛接合部位に使用されます。
鋼材の種類を整理した表を示します。
| 材質記号 | 名称 | 主な用途 |
|---|---|---|
| SS・SN材 | 一般・建築構造用圧延鋼材 | 柱・梁などの構造部材 |
| SM材 | 溶接構造用圧延鋼材 | 溶接部材 |
| SD材・SR材 | 異形棒鋼・丸鋼 | 鉄筋コンクリートの鉄筋 |
今回は、鋼材の種類について説明しました。
鋼材の種類が理解頂けたと思います。
鋼材には沢山の種類があります。
全て覚える必要は無いです。
基本的なSS材、SN材、SM材は覚えてください。
また、柱として使うSTK材、STKR材、BCR材、鉄筋のSD材は理解してくださいね。
下記が参考になります。
SD295Aの規格一覧|機械的性質・化学成分・鉄筋径(D10?D16)
SD345とは?SD295Aとの違い・引張強度・許容応力度を解説
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建築で使う鋼材の種類は?
SS・SN・SM・FBなどがあり、種類によって用途が異なります。
鋼材を所定の形状に成形したものは?
形鋼といいます。

試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験ではSS材・SN材・SM材の使い分けが頻出です。
特に「溶接にはSM材またはSN材を使う」という点は必ず押さえましょう。(一級建築士 頻出:SS材・SN材・SM材の使い分けと溶接にはSM材またはSN材を使う点が繰り返し出題)