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アングル材の規格が丸わかり!等辺山形鋼のサイズと断面性能

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アングル材は、「等辺山形鋼」が正式名称で、その名の通り山形の形状をした鋼材です。材質は一般構造用圧延鋼材(SS400)です。今回は、そんなアングル材の規格やサイズ、断面性能等について説明します。


アングル材の特徴、ss400の規格は下記が参考になります。

ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバー

建築のアングルとは?1分でわかる意味、使い方、意味、用途、チャンネル

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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アングル材(等辺山形鋼)のサイズと規格、断面性能一覧

アングル材のサイズと断面性能は下図表の通りです。

寸法 単位重量 断面積 重心位置 断面二次モーメント 断面係数 断面二次半径
A×B×t W A Cy Ix=Iy 最大 Iu 最小 Iv Zx=Zy ix=iy 最大 iu 最小 iv
mm kg/m cm2 cm cm4 cm3 cm
20×20×3 0.855 1.127 0.595 0.388 0.613 0.163 0.276 0.587 0.737 0.38
25×25×3 1.12 1.427 0.719 0.797 1.26 0.332 0.448 0.747 0.940 0.483
30×30×3 1.36 1.727 0.844 1.42 2.26 0.590 0.661 0.908 1.14 0.585
40×40×3 1.83 2.336 1.09 3.53 5.60 1.46 1.21 1.23 1.55 0.790
40×40×5 2.95 3.755 1.17 5.42 8.59 2.25 1.91 1.20 1.51 0.774
45×45×4 2.74 3.492 1.24 6.50 10.3 2.70 2.00 1.36 1.72 0.880
45×45×5 3.38 4.302 1.28 7.91 12.5 3.29 2.46 1.36 1.71 0.874
50×50×4 3.06 3.892 1.37 9.06 14.4 3.76 2.49 1.53 1.92 0.983
50×50×5 3.77 4.802 1.41 11.1 17.5 4.58 3.08 1.52 1.91 0.976
50×50×6 4.43 5.644 1.44 12.6 20.0 5.23 3.55 1.50 1.88 0.963
60×60×4 3.68 4.692 1.61 16.0 25.4 6.62 3.66 1.85 2.33 1.19
60×60×5 4.55 5.802 1.66 19.6 31.2 8.09 4.52 1.84 2.32 1.18
65×65×5 5.00 6.367 1.77 25.3 40.1 10.5 5.35 1.99 2.51 1.28
65×65×6 5.91 7.527 1.81 29.4 46.6 12.2 6.26 1.98 2.49 1.27
65×65×8 7.66 9.761 1.88 36.8 58.3 15.3 7.96 1.94 2.44 1.25
70×70×6 6.38 8.127 1.93 37.1 58.9 15.3 7.33 2.14 2.69 1.37
75×75×6 6.85 8.727 2.06 46.1 73.2 19.0 8.47 2.30 2.90 1.48
75×75×9 9.96 12.69 2.17 64.4 102 26.7 12.1 2.25 2.84 1.45
75×75×12 13.0 16.56 2.29 81.9 129 34.5 15.7 2.22 2.79 1.44
80×80×6 7.32 9.327 2.18 56.4 89.6 23.2 9.70 2.46 3.10 1.58
90×90×6 8.28 10.55 2.42 80.7 128 33.4 12.3 2.77 3.48 1.78
90×90×7 9.59 12.22 2.46 93.0 148 38.3 14.2 2.76 3.48 1.77
90×90×10 13.3 17.00 2.57 125 199 51.7 19.5 2.71 3.42 1.74
90×90×13 17.0 21.71 2.69 156 248 65.3 24.8 2.68 3.38 1.73
100×100×7 10.7 13.62 2.71 129 205 53.2 17.7 3.08 3.88 1.98
100×100×10 14.9 19.00 2.82 175 278 72.0 24.4 3.04 3.83 1.95
100×100×13 19.1 24.31 2.94 220 348 91.1 31.1 3.00 3.78 1.94
120×120×8 14.7 18.76 3.24 258 410 106 29.5 3.71 4.67 2.38
130×130×9 17.9 22.74 3.53 366 583 150 38.7 4.01 5.06 2.57
130×130×12 23.4 29.76 3.64 467 743 192 49.9 3.96 5.00 2.54
130×130×15 28.8 36.75 3.76 568 902 234 61.5 3.93 4.95 2.53
150×150×12 27.3 34.77 4.14 740 1180 304 68.1 4.61 5.82 2.96
150×150×15 33.6 42.74 4.24 888 1410 365 82.6 4.56 5.75 2.92
150×150×19 41.9 53.38 4.40 1090 1730 451 103 4.52 5.69 2.91
175×175×12 31.8 40.52 4.73 1170 1860 480 91.8 5.38 6.78 3.44
175×175×15 39.4 50.21 4.85 1440 2290 589 114 5.35 6.75 3.42
200×200×15 45.3 57.75 5.46 2180 3470 891 150 6.14 7.75 3.93
200×200×20 59.7 76.00 5.67 2820 4490 1160 197 6.09 7.68 3.90
200×200×25 73.6 93.75 5.86 3420 5420 1410 242 6.04 7.61 3.88
250×250×25 93.7 119.4 7.10 6950 11000 2860 388 7.63 9.62 4.90
250×250×35 128 162.6 7.45 9110 14400 3790 519 7.49 9.42 4.83

機械的性質

アングル材の材質はSS400です。SS400はJISG3101に規定されています。機械的性質は下図表の通りです。

化学成分

アングル材の化学成分は下図表の通りです。

アングル材(等辺山形鋼)ってなに?

アングル材は等辺山形鋼といいます。名前の通り、山形の鋼材です。


アングル材は、上図のように非対称断面の性質があります。荷重を受ける向きによって、弱くもなるし、強くもなる鋼材です。よって、断面の向きは注意して配置します。

アングル材の種類

アングル材は、形状によって2つの種類があります。

です。一般的に、アングルと言えば等辺山形鋼を指しますが、不等辺山形鋼もアングル材の1つです。下記が参考になります。

不等辺山形鋼とは?1分でわかる意味、規格、寸法、断面係数、材質

アングル材の使用箇所

アングル材は、断面性能があまり高くありません。よって、柱や梁に使われることは、ほとんどありません。チャンネル材と同じように、仕上げの下地材や、簡易な骨組みを造るときに使用します。例えば、開口補強材や胴縁、母屋、根太などです。


※チャンネル材、開口補強材、根太は下記が参考になります。

溝形鋼の規格が丸わかり!溝形鋼のサイズと断面性能

開口補強材とは何か?

根太とは?1分でわかる意味、寸法、間隔、材質、鉄骨と木材の根太


非対称断面ですから、荷重の向きによっては著しく断面性能が落ちます。構造材として使用する際は注意したい鋼材です。

まとめ

今回は、アングル材について説明しました。アングル材の規格は表を見て頂ければ良いのですが、特徴をよく理解しておきましょう。アングル材は非対称断面です。使いどころや、断面の向きに注意したいですね。

※鋼材に関しては、下記も参考になります。

STKR材の規格が丸わかり!一般構造用角形鋼管のサイズと断面性能

角鋼の規格が丸わかり!角鋼の種類、サイズ、断面性能、用途

不等辺山形鋼とは?1分でわかる意味、規格、寸法、断面係数、材質

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