この記事の要点
形鋼とは断面が一定の形に成形された鋼材の総称で、H形鋼・溝形鋼・山形鋼などがある。
I形鋼はクレーンレールに用いられ、梁・柱にはH形鋼を使うのが一般的である。
この記事では、形鋼とは何か、どのような形鋼があるのかを整理します。
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形鋼とは、「H形」や「山形」など、断面が一定の形に成形された鋼材です。H形鋼や、山形鋼、溝形鋼など、「形鋼」の前に、形状を示す言葉が入っています。今回は形鋼の意味、読み方、種類、規格について説明します。
※H形鋼の詳細、形鋼の重量計算は下記が参考になります。
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形鋼とは、断面が一定の形につくられた鋼材です。H形鋼や、山形鋼など様々な形状があります。形鋼は、その形を表す言葉が「形鋼」の前につくので、名称から形状が想像しやすいです。
下図をみてください。これがH形鋼です。
H形鋼は、断面がH形で数m~十数mの長さでつくります。
形鋼は「かたこう」と読みます。
形鋼の種類は様々です。下記に示します。また各リンクから、それぞれの形鋼の種類を勉強してくださいね。
I形鋼とは?規格・断面係数とH形鋼との違い・クレーンレールへの用途(形鋼の種類)
ct形鋼とは?1分でわかる意味、建築物での用途、断面性能、規格
なお、各メーカーの分類を読むと、STK(円形鋼管)やSTKR、BCR(角形鋼管)などは形鋼ではないです。STK(円形鋼管)材、BCR(角形鋼管)材は下記が参考になります。
STK400とは?一般構造用炭素鋼鋼管の規格・サイズとSTKNとの違い
BCR295(冷間ロール成形角形鋼管)の規格|基準強度295・寸法・重量・STKR違い
形鋼の規格は、種類によって違います。前述したリンクよりご確認ください。また形鋼の種類毎に材質が異なります。下記に整理しました。
各材質については下記が参考になります。
I形鋼は、主にクレーンレールとして使います。クレーンの車輪がI形鋼のフランジに取り付けられ、物を運ぶなどレール上を自由に移動します。
I形鋼は梁や柱として使いません。I形鋼と似た形状のH形鋼があるためです。H形鋼の方が幅が広く、断面性能が良いです。
混同しやすい用語
I形鋼とH形鋼
I形鋼は断面がI字形でクレーンレールに使われるのに対して、H形鋼はフランジ幅が広く断面性能が高いため、梁や柱などの主要構造部材に使われる。
角形鋼管(STKR・BCR)
角形鋼管は形鋼ではなく鋼管に分類されるのに対して、H形鋼や溝形鋼などが形鋼に分類される点に注意が必要である。
形鋼の種類と材質を整理した表を示します。
| 形鋼の種類 | 材質 | 主な用途 |
|---|---|---|
| H形鋼 | SS材・SN材・SM材 | 梁・柱 |
| 溝形鋼 | SS材 | 二次部材・ブレース |
| I形鋼 | SS材 | クレーンレール |
今回は形鋼について説明しました。形鋼の意味が理解頂けたと思います。形鋼には様々な種類があります。一般的なH形鋼、溝形鋼、山形鋼などの特徴や規格を理解してください。また形鋼ではないですが、円形鋼管や角形鋼管も併せて勉強すると良いですね。
STK400とは?一般構造用炭素鋼鋼管の規格・サイズとSTKNとの違い
BCR295(冷間ロール成形角形鋼管)の規格|基準強度295・寸法・重量・STKR違い
BCP325とは?1分でわかる規格、重量、溶接性、許容応力度、角部の半径r
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では形鋼の種類の区別(H形鋼・I形鋼・溝形鋼など)や材質(SS材・SN材・SM材)が問われる。
I形鋼は梁・柱に使わないという点が誤答の選択肢に使われることが多い。(一級建築士 頻出:形鋼の種類(H形鋼・I形鋼・溝形鋼等)の区別とI形鋼が構造部材に使わない点が繰り返し出題)