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鋼管の重量は?1分でわかる重量、計算方法、規格

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鋼管は、中空断面の鋼材です。「円形鋼管」や「パイプ」ともいいます。鋼管は中空のため、比較的重量は軽いです。ただし、角形鋼管に比べて断面性能が落ちます。今回は、鋼管の重量の規格、重量の計算方法について説明します。一般的な鋼管の材質に、STK400やSTK490があります。下記が参考になります。

STK400の規格が丸わかり!一般構造用炭素鋼鋼管のサイズと断面性能


また、角形鋼管は下記が参考になります。

コラム(冷間成形角型鋼管)とは何か?

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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鋼管の重量は?

鋼管の重量は、


・径

・板厚


が大きいほど重くなります。一方、鋼管の断面性能は、板厚を上げるより、径を太くした方が良いです。


不要に鋼管の重量を大きくすることは、経済性の観点から望ましく無いですね。鋼管の重量と断面性能のバランスを考えて設計したいですね。鋼管については下記が参考になります。

鋼管の種類は?1分でわかる種類、特徴、記号、重量


鋼管の材質は、STK400やSTK490が一般的です。下記が参考になります。

STK400の規格が丸わかり!一般構造用炭素鋼鋼管のサイズと断面性能


なお、円形の鋼管を単に「鋼管」と言いますが、角形の鋼管を角形鋼管といいます。下記が参考になります。

コラム(冷間成形角型鋼管)とは何か?

鋼管の重量と計算方法

鋼管の重量の計算方法は簡単です。下式を計算します。


鋼管の重量(kg/m)=鋼管の断面積×鋼の単位体積重量


鋼管は下図に示す形状です。断面積は、下式で計算します。


鋼管の断面積 A=A2-A1

外円の断面積 A2=π×r2×r2

内円の断面積 A1=π×r1×r1


鋼管の断面積

まず、外形の円の断面積を計算します。次に、内側の円の断面積を計算します。内側の円とは、外形の円から、両側の厚みを引いた円です。外形の円の直径をD、鋼管の厚みをtとすれば、内側の円の直径は、


D2=D-2t


です。あとは、外円の断面積から内側円の断面積を控除すれば、鋼管の断面積となります。

鋼管の重量の規格

鋼管の重量の規格を下記に示します。鋼管の径が大きいほど、重量が大きくなります。また、板厚を大きくしても、鋼管の重量は大きくなります。


板厚を大きくするより、鋼管の径を大きくする方が、断面性能が良いです。板厚を大きくし過ぎないよう注意してくださいね。

鋼管重量21.7~165.2

鋼管重量190.7~406.4

まとめ

今回は鋼管の重量について説明しました。意味が理解頂けたと思います。鋼管の重量は、鋼管径が大きいほど、板厚が大きいほど重くなります。鋼管は中空断面です。中空断面の計算方法を覚えてくださいね。鋼管には、今回紹介した円形鋼管と角形の鋼管があります。下記も参考になります。

コラム(冷間成形角型鋼管)とは何か?

STK400の規格が丸わかり!一般構造用炭素鋼鋼管のサイズと断面性能

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