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鉄筋は棒状の鋼材です。建築材料として使います。鉄筋の重量は、「単位重量」で表します。今回は、鉄筋の単位重量、意味、sd295a、sd345、sd390との関係、違いについて説明します。
鉄筋の比重、sd295a、sd345の意味は下記が参考になります。
鉄筋の比重は?1分でわかる重量、d13の重量、sd295、sd345の関係
SD295Aの規格が丸わかり!SD295Aの規格、機械的性質、化学成分
sd345とは?1分でわかる意味、ヤング率、許容応力度、sd295aとの違い
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鉄筋の単位重量を下図に示します。
呼び名 | 単位重量(kg/m) |
D10 | 0.56 |
D13 | 0.995 |
D16 | 1.56 |
D19 | 2.25 |
D22 | 3.04 |
D25 | 3.98 |
D29 | 5.04 |
D32 | 6.23 |
D35 | 7.51 |
D38 | 8.95 |
D41 | 10.5 |
D51 | 15.9 |
単位重量とは、「長さ1m当たりの重量」です。単位はkg/mで表します。例えば、長さ1mの鉄筋(D10)があります。重量はいくらでしょうか。
0.56kg/m×1m=0.56kg
です。上記の単位重量は、規格値です。規格で決まっている値なので、単位重量を計算で求めることは無いです。ただし、概算として(大まかな計算)、鉄筋の単位重量を求めることは可能です。鉄筋は円形です。よって、単位重量を求める式は
鉄筋の単位重量=円の断面積×鋼の単位体積重量
で計算できます。
円の断面積=π×r×r
鋼の単位体積重量=7.85t/m3
鉄筋の比重(単位体積重量)は、下記が参考になります。
鉄筋の比重は?1分でわかる重量、d13の重量、sd295、sd345の関係
D10の直径は10mmなので、半径r=10/2=5mmです。単位体積重量はm3の単位を使っているので、mmをmに直します。r=5/1000=0.005mです。鉄筋の単位重量は、
π×r×r×7.85(t/m3)=3.14×0.005×0.005×7.85×1000(kg/m3)=0.616kg/m
です。規格値は0.56なので、値がやや違いますね。また、鉄筋は節(ふし)が付いた異形鉄筋をいいます。単純な円形でないので、上記の計算式では、正確な単位重量は求められません。
異形鉄筋の意味、特徴は下記が参考になります。
異形鉄筋の単位重量は?1分でわかる値と計算、異形棒鋼との違い、規格、異形鉄筋の重量計算は?
なお、鉄筋の表面に節がないものを丸鋼といいます。丸鋼の意味は、下記が参考になります。
丸鋼とは?1分でわかる意味、規格、サイズ、読み方、重量、材質
鉄筋は棒状の鋼材です。鋼は材質が変わっても、単位重量は同じです。よって、sd295a、sd345、sd390でも単位重量は変わりません。但し、鉄筋は材質毎に、一般的に使う鉄筋径が違います。
sd295、sd345、sd390と鉄筋径の関係を下記に整理しました。
sd295 ⇒ D10~D16
sd345 ⇒ D19~D25
sd390 ⇒ D29以上
鉄筋の単位重量は、鉄筋径で変わります。間接的にsd295、sd345、sd390ごとに単位重量が変わるといえますね。
鉄筋径の詳細は下記が参考になります。
鉄筋の材質は、下記が参考になります。
SD295Aの規格が丸わかり!SD295Aの規格、機械的性質、化学成分
sd345とは?1分でわかる意味、ヤング率、許容応力度、sd295aとの違い
sd390とは?1分でわかる意味、許容応力度、鉄筋径、ヤング率
今回は鉄筋の単位重量について説明しました。意味が理解頂けたと思います。鉄筋の単位重量は規格で決まっています。計算で求めることは無いですが、概算の計算方法を理解しましょう。下記も参考になります。
鉄筋の比重は?1分でわかる重量、d13の重量、sd295、sd345の関係
d13の単位重量(単位質量)は?1分でわかる値、鉄筋のサイズと鉄筋重量表、SD295Aの重さは?
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