この記事の要点
鉄筋の規格はJIS G 3112で定められており、種類(SR・SD)・強度クラス(295・345・390など)・径(D10?D51等)によって分類される。
鉄筋の規格には機械的性質(降伏点・引張強度・伸び)と化学成分(炭素・マンガン等)の基準があり、品質の均一性を保証している。
この記事では、鉄筋の規格一覧とは何か、重量との関係はどうなっているのかを整理します。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
鉄筋の規格は、JIS G 3112に規定されます。鉄筋には異形棒鋼と丸鋼があります。一般的に使う鉄筋は、表面に突起のついた異形棒鋼です。
今回は、鉄筋の規格、直径、重量、機械的性質、化学成分について説明します。
※鉄筋のサイズは下記が参考になります。
鉄筋のサイズ・呼び径・最外径とは?D10・D13の意味と一覧表
各鉄筋の材質の詳細は、下記が参考になります。
SD295Aの規格一覧|機械的性質・化学成分・鉄筋径(D10〜D16)
SD345とは?SD295Aとの違い・引張強度・許容応力度を解説
鉄筋(異形棒鋼)は、JISG3112に規格が規定されます。鉄筋は、丸鋼と異形棒鋼の2種類があります。
異形棒鋼は、表面に突起がついていて、付着性を高めた材料です。丸鋼は突起が無いです。
現在の建築物は、ほぼ全て異形棒鋼を使います。※なお、丸鋼の特徴は下記が参考になります。
鉄筋は、H形鋼や鋼管とは異なる材質が規格されています。※H形鋼や鋼管の材質は、下記が参考になります。
BCR295(冷間ロール成形角形鋼管)の規格|基準強度295・寸法・重量・STKR違い
鉄筋の機械的性質を下図に示します。
鉄筋の化学成分を下図に示します。
各鉄筋の詳細な規格、用途は下記が参考になります。
SD295Aの規格一覧|機械的性質・化学成分・鉄筋径(D10〜D16)
SD345とは?SD295Aとの違い・引張強度・許容応力度を解説
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
鉄筋の規格では、直径や重量も規定されます。下図に鉄筋の直径、重量を示します。
鉄筋の規格はJISに規定されます。JISは工業製品の性能を確保する規準です。この規準確保するよう、各メーカーが鉄筋を製造しています。
よって、メーカーごとで品質に若干の違いがあります。
JISの意味は、下記が参考になります。
鉄筋とH形鋼のような鋼材では、製造方法に違いがあります。鉄筋は電炉で製造されます。
鉄筋は、屑鉄を集めて電気による溶融炉で溶かされ、鋼が精製されます。H形鋼や鋼管などは、高炉で製造されます。
電炉と高炉の違いは、下記が参考になります。
混同しやすい用語
SR(丸鋼)
表面が滑らかな円形断面の鉄筋。コンクリートとの付着力が低いため、現在の構造物ではほとんど使用されない。端部にフックが必要。
SD(異形棒鋼)
表面にリブ(突起)があり、コンクリートとの付着力が高い鉄筋。現在の鉄筋コンクリート構造の主流。SD295A・SD345・SD390・SD490などの種類がある。
鉄筋の規格を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 適用JIS規格 | JIS G 3112(異形棒鋼) | 電炉で製造される |
| 主な種別 | SD295A・SD345・SD390 | 降伏点や引張強度が異なる |
| 識別方法 | ロールマーク(圧延記号) | メーカーと種別を現場で確認できる |
今回は鉄筋の規格について説明しました。
鉄筋の規格が理解頂けたと思います。
鉄筋の規格は、JISに規定されます。
よく使う鉄筋の材質は、sd295aとsd345です。
構造計算を行うとき、許容応力度や降伏点を暗記しておくと便利です。
下記の記事も併せて参考にしてくださいね。
SD295Aの規格一覧|機械的性質・化学成分・鉄筋径(D10〜D16)
SD345とは?SD295Aとの違い・引張強度・許容応力度を解説
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では「SD295A・SD345・SD390の降伏強度と引張強度の規定値」を問う問題が頻出です。各種別の数値を表で整理して覚えましょう。
鉄筋の重量(単位質量)は径によって決まります。構造計算での鉄筋自重の計算や発注数量の確認に使用します。
JIS規格に適合した鉄筋であることを確認するために、ロールマーク(圧延記号)の識別が重要です。記号と種別の対応も覚えておきましょう。