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押出成形セメント板(ECP版)とalcの違いは主に「デザイン性、遮音性(ECPの方が優れる)、断熱性(ALCの方が優れる)」があります。一方、耐震性、耐火性、耐久性、施工性は、押出成形セメント板とalcで同等です。今回は、押出成形セメント板とalcの違い、ECPとALCの違い、アスロックとALCの違いについて説明します。
押出成形セメント板とは?1分でわかる特徴、ALCとの違い、厚さの規格
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押出成形セメント板とALC版の違いを下記に示します。なお、押出成形セメント板は「ECP、アスロック」ともいいます。下記を要約すると、押出成形セメント板(ECP版)とalcの違いは主に「デザイン性、遮音性(ECPの方が優れる)、断熱性(ALCの方が優れる)」ことです。
・ECP 60mm厚 70kg/m2
・ALC 100mm厚 65kg/m2
ECPの方が、厚みが薄いですが重いです。ただALC版は、一般的に100厚以上を使うので、上記の通り差はほとんどありません。つまり耐震上の違いも無いといえます。ALCの重量は下記も参考になります。
alcの重量は?1分でわかる意味、平米重量、厚みによる違い、デザインパネルの重量
・ECP デザインが豊富で、タイル張りなどが容易。ALCよりもデザイン性が高いと考える。
・ALC ALC素地はやや安っぽい印象を受ける。タイル張りは可能だが、デメリットが多い。
デザイン性はECPが優れています。ALC素地はデザインに優れたものが少ない印象です。高級感のある建物はECPの上にタイル張りとするケースが多いです。
ALC版もタイル張りが可能ですが、やや制約がありあまり採用されません(私が担当した物件では採用した例がありません)。
ECPとALCで同程度です。
ECPとALCで同程度です。両者とも耐火認定を取得済みです。
・ECP 断熱性は高くない
・ALC 内部の空気層により断熱性が高い
ALCは内部に空気層があるため、高い断熱性があります。
・ECP 中空層により遮音性が高い
・ALC 遮音性は高くない
ECPは中空層があります。中空層により音が遮断できるので、遮音性が高い特徴があります。
ECPとALCで同程度です。
ECPとALCで同程度です。工場製作して出荷するので、現場では組み立てるだけです。鉄筋コンクリートに比べて、施工性は良いです。
押出成形セメント板は、中空層を持つセメント版です。下図をみてください。これが押出成形セメント板です。
押出成形セメント板は、セメント、けい酸、繊維などを主材料として、オートクレーブ養生された板です。中空層になるよう押出し成形しています。
ALCは、「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」の略で、簡単にいうと、空気を沢山入れたコンクリートです。鉄筋コンクリートの1/3の重量で、とても軽量です。ALC、押出成形セメント板の詳細は下記が参考になります。
押出成形セメント板とは?1分でわかる特徴、ALCとの違い、厚さの規格
今回は、押出成形セメント板とalcの違いについて説明しました。両者の違いは主に「デザイン性、遮音性(ECPの方が優れる)、断熱性(ALCの方が優れる)」があります。一方、耐震性、耐火性、耐久性、施工性は、押出成形セメント板とalcで同等です。押出成形セメント板とalcの詳細は下記が参考になります。
押出成形セメント板とは?1分でわかる特徴、ALCとの違い、厚さの規格
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