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重力単位系とは?1分でわかる意味、読み方、圧力、密度、si単位系への変換

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重力単位系(じゅうりょくたんいけい)とは、長さ、重量、時間を基本とする単位系です。力や圧力の単位が特徴的です。例えば、質量5kgの重量は5kgf(5kg重)のように表します。「工学単位系(こうがくたんいけい)」ともいいます。なお、現在は国際単位系であるSI単位系を用います。


今回は重力単位系の意味、読み方、圧力、密度、SI単位系への変換について説明します。SI単位系、工学単位系の詳細は下記が参考になります。

SI単位系とは?1分でわかる意味、一覧、基本単位、変換、ニュートン

工学単位系とは?1分でわかる意味、質量、重量、力、圧力の単位、加速度との関係

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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重力単位系とは?

重力単位系(じゅうりょくたんいけい)とは、


長さ(m)

重量(kgf、kg重)

時間(s)


を基本とする単位系です。上記の単位を組み合わせて、あらゆる次元の単位をつくります。例えば面積の単位は「m×m=㎡」です。重力単位系を「工学単位系」ともいいます。工学単位系の詳細は下記が参考になります。

工学単位系とは?1分でわかる意味、質量、重量、力、圧力の単位、加速度との関係


なお、現在では重力単位系は主流ではなく、SI単位系を使います。SI単位系では力の単位にN(にゅーとん)を使います。SI単位系は下記が参考になります。

SI単位系とは?1分でわかる意味、一覧、基本単位、変換、ニュートン

重力単位系と圧力、密度の単位

重力単位系は力の単位が特徴的です。重量や力、圧力を表す単位を下記に示します。


重量、力 ⇒ kg重、kgf

圧力 ⇒ kg重/㎡、kgf/㎡


また密度の単位は「kgf・s2/m4」です。その他の単位を下表に示します。

種類 工学単位系 SI単位系
質量 kgf・s^2/m kg
重量 kgf、kg重 N
kgf、kg重 N
圧力 kgf/m2、kg重/m2 Pa(=N/m2)
密度 kgf・s2/m4 kg/m3
モーメント kgf・m、kg重・m N・m

重力単位系とsi単位系への変換(換算)

重力単位系からSI単位系に変換するときは、力の単位に注意してください。下表の通り、力の単位は重力単位系(工学単位系)とSI単位系で全く違います。



とはいえ覚えることは少なく、kgf(kg重)⇒Nへの変換を理解すれば大丈夫です。下記に示します。


1N=1kg・m/s2

1kgf=1kg×9.8m/s2=9.8kgm/s2=9.8N


まず1Nとは、1kgの質量に加速度1m/s2を掛けたものです。一方、1kgfとは1kgの質量に「重力加速度」をかけた値です。重力加速度=9.8なので、1kgf=9.8Nになります。さらに、9.8≒10なので、1kgf=10Nにすれば簡単ですね。

重力単位系の読み方

重力単位系は「じゅうりょくたんいけい」と読みます。関係用語の読み方を下記に示します。


SI単位系 ⇒ えすあいたんいけい

工学単位系 ⇒ こうがくたんいけい


SI単位系、工学単位系の詳細は下記が参考になります。

SI単位系とは?1分でわかる意味、一覧、基本単位、変換、ニュートン

工学単位系とは?1分でわかる意味、質量、重量、力、圧力の単位、加速度との関係

まとめ

今回は重力単位系について説明しました。長さ、質量、時間を基本とする単位系です。工学単位系ともいいます。SI単位系との違いも勉強しましょう。特に力の単位は、重力単位系⇔SI単位系に変換できるようになりましょう。下記が参考になります。

SI単位系とは?1分でわかる意味、一覧、基本単位、変換、ニュートン

工学単位系とは?1分でわかる意味、質量、重量、力、圧力の単位、加速度との関係

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