この記事の要点
ベタ基礎は建物の底面全体を一枚のコンクリートスラブで覆う基礎形式です。
柱や壁の下にだけ基礎を設ける布基礎と比べて、建物全体の荷重を広い面積で地盤に伝えられるため、不同沈下を起こしにくい特徴があります。
耐震性の観点では、ベタ基礎は基礎全体が一体として動くため上部構造との接続が安定しています。
ただしコンクリートの使用量が多く工事費が増えるため、地盤の硬さと建物の重さに応じて布基礎との選択判断が必要です。
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家を新築するとき、基礎は設計者にお任せしていないでしょうか?もちろん、設計者さんは最良の基礎を計画してくれるはずですが、最低限基礎の種類や特徴を理解しておきたいですよね。また、耐震性はとても気になるところです。
そこで今回は、木造住宅の基礎で使われることの多いベタ基礎の特徴や耐震性について説明します。
基礎の意味や種類、特徴は下記が参考になります。
基礎とは?意味・種類(べた・布・独立)と鉄筋コンクリート基礎の構造
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ベタ基礎とはどういう意味でしょうか。
難しく考えなくても大丈夫です。
ベタ基礎は、『べたー』としている基礎と覚えてください。
ダジャレかよ!と思う人もいますが、そうでもありません。
ベタ基礎を構造的に説明するなら、建物の長さ×幅の大きさに造った基礎を意味します。
つまり、柱毎に基礎をつくるのではなく、建物全体に大きな基礎をべたーっとつくるのです。
では、どういった構造的な特徴があるのでしょうか?
※住宅の基礎の詳細、各基礎の特徴は下記をご覧ください。
ベタ基礎の構造的な特徴は、安定していることと言えるでしょう。その理由は簡単で、基礎の面積が大きいためです。つまり、柱から作用する軸力に対して支える基礎の面積が大きいほど、基礎に作用する力は小さくなります。
ボートをイメージするといいかもしれません。
同じ人数が乗るボートですが、片方は面積が小さくもう片方は、倍以上の面積のボートです。
両者を湖に浮かべたとき、どちらが安定性に優れているか?すぐわかりますね。
当然、面積が大きなボートの方が安定性が高くなります。
同じようにベタ基礎の安定性は、他の直接基礎に比べて高いと言えるでしょう。一方、建物大きさと同じ面積を基礎にするわけですから、当然コストがかかります。
直接基礎の意味、各基礎の特徴は下記が参考になります。
ベタ基礎の構造的な特徴は安定性であると説明しました。
耐震性についても同じことが言えます。
基礎の底面積が大きいので、地震が発生したときでも地震力に耐える基礎の面積が大きいので有利です。
また、液状化に対しても、小さな基礎なら沈下しますが、ベタ基礎ならある程度は防ぐことが可能です。
もしくは、沈下量が小さくて済みます。
いずれにしろ、ベタ基礎は直接基礎の中では耐震性の高い基礎と言えます。
ベタ基礎を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 底面積 | 建物全体に広がる大きな基礎 | 独立基礎・布基礎より大きい |
| 耐震性 | 底面積が大きく地震力に有利 | 液状化対策にも効果的 |
| コスト | 他の直接基礎より高い | 木造住宅に多く採用 |
今回は、安定性の高い基礎としてベタ基礎について紹介しました。ベタ基礎は独立基礎や布基礎よりも、底面積が大きい基礎です。ですから長期重量、地震力に対しても有利な基礎です。
住宅では比較的採用されることの多い基礎形式ですが、他の直接基礎に比べてコストがかかるデメリットもあります。新築の住宅を建てる場合、コストとの兼ね合いを考えて決めていきたいですね。下記も併せて参考にしてください。
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ベタ基礎とはどのような基礎か説明してください。
ベタ基礎は、建物の長さ×幅の大きさ(建物の底面全体)を一枚のコンクリートスラブで覆う基礎形式です。柱ごとに基礎をつくるのではなく、建物全体に大きな基礎をつくります。
ベタ基礎が構造的に安定する理由を説明してください。
基礎の面積が大きいためです。柱から作用する軸力に対して支える基礎の面積が大きいほど、基礎に作用する力(単位面積あたり)は小さくなります。広い面積で建物全体の荷重を地盤に伝えられるため、不同沈下も起こしにくくなります。
ベタ基礎の耐震性とデメリットを説明してください。
底面積が大きいため地震力に耐える面積が大きく、液状化に対してもある程度沈下を防げる、または沈下量を小さくできるため、直接基礎の中では耐震性の高い基礎です。一方、建物と同じ面積を基礎にするためコンクリート使用量が多く、他の直接基礎よりコストがかかるデメリットがあります。
