この記事の要点
軽量コンクリートの比重は、1種が約1.9・2種が約1.7であり、普通コンクリートの比重2.3より小さいです。
軽量コンクリートは軽量骨材を使用することで自重を減らし、建物の積載荷重低減・防音材として利用されます。
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軽量コンクリートの比重は、1.7~2.1の範囲の値です。軽量コンクリートには1種と2種があり、1種で1.7、2種で1.9又は2.1の比重とします。
なお普通コンクリートの比重は2.3を使うことが多いです。鋼の比重が7.85なので、およそ1/3の比重といえますね。
今回は軽量コンクリートの比重と値、1種、2種の比重、体積との関係、重量計算について説明します。
コンクリートの比重は?鉄筋コンクリートとの違い、骨材、鉄筋の影響
軽量コンクリートの比重を下記に示します。なお、軽量コンクリートは1種と2種があります。それぞれ設計基準強度により比重が変わります。
軽量コンクリート1種 Fc≦27 ⇒ 1.9
軽量コンクリート1種 27<Fc≦36 ⇒ 2.1
軽量コンクリート2種 Fc≦27 ⇒ 1.7
なお普通コンクリートの比重は2.3です。普通コンクリートは構造部材に用いますが、軽量コンクリートは構造部材よりも防音材などに使うことが多いです。
比重の意味がわからない人は下記が参考になります。
比重の単位は?1分でわかる意味、単位換算、密度の計算、Lとの関係
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軽量コンクリートの1種と2種の比重は、前述した通りです。軽量コンクリートは、比重を軽くするため軽量骨材を用います。下記に示しました。
軽量コンクリート1種 ⇒ 人工軽量粗骨材を用いる
軽量コンクリート2種 ⇒ 人工軽量粗骨材、人口軽量細骨材などを用いる
上記の通り、1種と2種では、練り混ぜる材料の違いがあります。2種の方が、粗骨材だけでなく細骨材も軽量化しています。そのため比重も2種の方が軽いですね。
軽量コンクリートの比重、体積が分かれば重量計算できます。比重とは物体の密度を、水の密度で除した値です。
水の密度は約1.0g/cm3です。つまり「値」は、比重=密度です(※単位は違います)。
例えば、軽量コンクリート2種を用いて体積が5m3のとき、重量は
W=1.7×5=8.5t
です。簡単に計算できますね。体積と重量の関係、比重の意味など下記も参考にしてください。
体積と重量の違いは?1分でわかる重量の計算、比重との違い、鉄の重量換算
比重の単位は?1分でわかる意味、単位換算、密度の計算、Lとの関係
混同しやすい用語
普通コンクリート
普通骨材を使用した比重2.3程度のコンクリートで、一般的な構造部材に使用される標準的なコンクリートです。
軽量コンクリートが軽量骨材を用いて比重を1.7?1.9程度に抑えたコンクリートであるのに対して、普通コンクリートは比重2.3の標準的なコンクリートです。
重量コンクリート
鉄鉱石や重晶石などの重量骨材を使用した比重3.0以上の高密度コンクリートで、放射線遮蔽などに使用されます。
軽量コンクリートが比重を下げて自重を低減するのに対して、重量コンクリートは比重を高めて遮蔽・防護性能を持たせる用途に使用されます。
軽量コンクリートの比重を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 軽量コンクリート1種(Fc≦27) | 比重1.9 | 人工軽量粗骨材を使用 |
| 軽量コンクリート1種(27<Fc≦36) | 比重2.1 | 高強度域では比重がやや増加 |
| 軽量コンクリート2種(Fc≦27) | 比重1.7 | 人工軽量粗・細骨材を使用 |
今回は軽量コンクリートの比重について説明しました。軽量コンクリートの比重は、1.7~2.1の値です。
普通コンクリートの比重が2.3なので、やや小さい値ですね。鋼と比較すると1/3の値です。1種と2種の違いも理解してくださいね。
コンクリートの比重は?鉄筋コンクリートとの違い、骨材、鉄筋の影響
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では軽量コンクリートの比重(1種:1.9、2種:1.7)と普通コンクリート(2.3)との数値比較が問われます。
比重×体積で重量を算定する計算問題(重量計算)も出題されるため、各種コンクリートの比重を覚えましょう。
軽量コンクリートの適用部位(床・屋根スラブ)と普通コンクリートとの使い分けも整理しておきましょう。