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モルタルの比重・重さ一覧|生コン・砕石・砂との比較表

この記事の要点

生コン(普通)の比重は約23kN/m3で、粗骨材を含まないモルタルは20kN/m3と3程度小さい値となる

比重は使用する骨材の種類(軽量・遮蔽用など)によって大きく異なり、遮蔽用コンクリートは60kN/m3にもなる場合がある。

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生コンとは硬化する前のコンクリートのことです。正しくはレディミクストコンクリートといいます。固まる前だから「生」のコンクリート、「生コン」というわけです。


今回は、生コンとモルタルの比重、砕石、砂の比重との関係について説明します。※生コン、セメントとモルタルの特徴は、下記が参考になります。

フレッシュコンクリートとは?性質・スランプ試験・品質管理を解説

セメントとモルタル、コンクリートの特徴、違いを知るたった1つのポイント

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生コンとモルタル、その他の比重

生コンとモルタル、砕石、砂などの比重は下記となります。


種類 備考 kN/m3
生コン(普通) Fc≦36 23
36<Fc≦48 23.5
48<Fc≦60 24
生コン(軽量1種) Fc≦27 19
27<Fc≦36 21
生コン(軽量2種) Fc≦27 17
生コン(遮蔽用) - 22~60
モルタル - 20
砕石 乾燥 15
飽水 19
乾燥 17
飽水 20
砂利 乾燥 17
飽水 21
人工骨材 細骨材 9~12
粗骨材 5~8
パーライト 乾燥 0.2~5

上記のように、生コンは普通、軽量、遮蔽用で、各比重が変わります。これは骨材が関係しています。後述しました。※骨材については、下記が参考になります。

骨材とは?粗骨材と細骨材の違い・コンクリートの配合割合と品質基準


モルタルの比重は、生コンより3小さいです。モルタルには、粗骨材が入っていないからです。※モルタルとコンクリートの違いは、下記が参考になります。

セメント・モルタル・コンクリートの違い:構成・用途・強度を比較

砕石と砂の比重と、生コンの比重の関係

生コンの比重は、骨材(砕石)と砂の比重で左右されます。例えば、生コンの軽量2種は、軽量骨材を用いているため、比重が軽いのです。


逆に、遮蔽用コンクリートは、骨材に鉄鉱石など重い材料を使うので、骨材の量によって比重が上下します。遮蔽コンクリートは重くなると、60にもなります。これは鋼に近い重さです。※遮蔽用コンクリートについては、下記が参考になります。

コンクリートの種類7選|普通・軽量・高強度など用途別の特性をわかりやすく解説

混同しやすい用語

生コン(普通コンクリート)

セメント・水・砂・砕石(粗骨材)を配合した硬化前のコンクリート。

比重は設計基準強度により23〜24kN/m3。

モルタルが粗骨材を含まない(セメント+砂+水のみ)のに対して、生コンは粗骨材を含む分だけ比重が大きくなる。

モルタル

セメント・砂・水を混合したもので、粗骨材(砕石)を含まない。

比重は約20kN/m3で生コンより軽い。

生コンが構造体に使われるのに対して、モルタルは主に仕上げ材・目地材として使われる点も異なる。

まとめ

今回は、生コンやモルタルの比重について説明しました。コンクリートは骨材の有無や重量によって、比重も大きく変わる点に注意しましょう。下記の記事・文献も参考になります。

コンクリートの比重は?鉄筋コンクリートとの違い、骨材、鉄筋の影響

セメント・モルタル・コンクリートの違い:構成・用途・強度を比較

建築物荷重指針・同解説〈2015〉

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理解度チェック

Q.

生コン(普通コンクリート)とモルタルの比重の違いを答えてください。

答えを見る

普通の生コンは比重約23kN/m3(設計基準強度により23~24kN/m3)、モルタルは20kN/m3で、生コンより3程度小さくなります。モルタルには粗骨材(砕石)が入っていないためです。根拠:建築物荷重指針・同解説。

Q.

生コンの比重が普通・軽量・遮蔽用で変わる理由を答えてください。

答えを見る

使用する骨材が異なるためです。軽量2種(17kN/m3)は軽量骨材を用いて軽く、遮蔽用は鉄鉱石など重い材料を使うため骨材量によって22~60kN/m3と幅があり、重いものは鋼に近い60kN/m3にもなります。

Q.

生コン(軽量1種・軽量2種)の比重を答えてください。

答えを見る

軽量1種はFc≦27で19kN/m3、27<Fc≦36で21kN/m3、軽量2種はFc≦27で17kN/m3です。普通コンクリート(23kN/m3)より軽くなります。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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