この記事の要点
生コン(フレッシュコンクリート)の強度は圧縮強度で評価され、設計基準強度Fcをmm2(N/mm2)で表記します。
標準的な強度確認は材齢28日で行い、冬季(低温環境)では強度発現が遅れ初期強度が小さくなります。
この記事では、生コンの強度とは何か、Fc21などの数値はどう読むのか、冬季は強度にどう影響するのかを整理します。
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生コンの強度とは、コンクリートの圧縮強度を意味します。また、一般的に「設計基準強度」のことです。
今回は生コンの強度、表記、単位、日数、冬の強度などについて説明します。生コンは、簡単にいうと、まだ固まっていないコンクリートのことです。下記が参考になります。
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設計基準強度の意味は、下記が参考になります。
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
生コンの強度は、コンクリートの圧縮強度のことです。圧縮強度とは、物体が圧縮力にどのくらい耐えられるか示す値です。※圧縮強度の意味は、下記が参考になります。
圧縮強度とは?コンクリート・鋼の強度・単位(N/mm²)・引張強度との違い
生コンの圧縮強度は、単に「強度」または「設計基準強度」といいます。設計基準強度の意味は、下記が参考になります。
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
なお、生コンの強度は、
Fc24
Fc21
Fc18
などが一般的です。設計基準強度は、上記のように「Fc」と「24」などの数値を付けます。Fcは設計基準強度、24は圧縮強度を意味します。※設計基準強度の意味は、下記が参考になります。
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
また、生コンは強度だけでなく、施工のしやすさも大事です。施工のしやすさなどを表す指標を「スランプ値」といいます。スランプ値の意味は、下記が参考になります。
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JIS規格(JISA5308)では、生コンの強度などを、下記のように表記します。
普通―21-8-20-N
順番に、生コンの種類、強度、スランプ、粗骨材の最大寸法、セメント種類を意味します。
生コンの強度の単位は、
N/m㎡
です。
生コンは、固まるまでは液体と同じです。圧縮力に対する強度は全く無いです。時間が経過することで、固くなります。
一般的に生コンの強度は、打設してから(コンクリートを型枠に流し込んでから)、28日後の値とします。
例えば、設計基準強度を24としたとき、生コンを打設して28日後にFc24以上でるよう配合を行います。
生コンは、硬化するため熱が必要です。冬は外気温が寒いので、生コンも固まりにくいです。寒い間に打設するコンクリートを、「寒中コンクリート」といいます。
寒中コンクリートは、コンクリートが適切に効果するよう工夫します。
※寒中コンクリートの意味は、下記が参考になります。
寒中コンクリートとは?1分でわかる意味、水セメント比、温度、養生方法
混同しやすい用語
呼び強度(よびきょうど)
コンクリートを注文する際に指定する強度の呼び名で、設計基準強度(Fc)に構造体強度補正値を加えた発注強度です。
呼び強度はコンクリートを注文・製造する際の強度区分の名称であるのに対して、生コンの強度は実際に硬化したコンクリートが発現した圧縮強度を指し、名称と実測値の違いがあります。
設計基準強度(Fc)
構造設計の基準となるコンクリートの圧縮強度で、建物の安全性を確保するために設計者が定める値です。
設計基準強度(Fc)は構造設計上の基準値であるのに対して、生コンの強度は材齢28日で測定される実際のコンクリート圧縮強度であり、通常、生コンの発注強度はFcより高く設定されます。
生コンの強度を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 生コンの強度の意味 | コンクリートの圧縮強度(設計基準強度Fc) | 打設後28日後の値を基準とする |
| 代表的な強度 | Fc18・Fc21・Fc24・Fc27・Fc30 | 単位はN/mm2。捨コンはFc18程度 |
| 冬季(寒中コンクリート) | 気温が低いと固まりにくく強度発現が遅れる | 養生温度の管理・構造体強度補正値の適用が必要 |
今回は生コンの強度について説明しました。生コンの強度は、コンクリートの圧縮強度のことです。
設計基準強度ともいいます。強度の単位、設計基準強度の意味も、併せて勉強しましょう。下記が参考になります。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では生コンの設計基準強度の表記(Fc○○N/mm2)と材齢28日の強度確認が問われます。
冬季(寒中コンクリート)での強度管理として、打込み・養生温度の管理と強度補正値の適用が重要です。
Fc21・Fc24・Fc27・Fc30など設計基準強度の代表値と、それぞれの用途・適用条件を把握しておきましょう。