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土間コンクリートの設計基準強度は、Fc21が一般的です。土間コンクリートは、人や物を支える構造部材で無いからです。
今回は土間コンクリートの設計基準強度、土間コンクリートの厚さ、鉄筋のピッチについて説明します。スラブと土間コンクリートの違いは、下記が参考になります。
設計基準強度、鉄筋のピッチの意味は、下記が参考になります。
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
土間コンクリートの設計基準強度は、
Fc21
が一般的です。これは圧縮強度が21N/m㎡を意味します。設計基準強度の意味は、下記が参考になります。
設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味
鉄筋コンクリート部材(構造部材)の設計基準強度は、普通、Fc24とします。
一方、土間コンクリート自身は、人や物の重さを支える構造部材でないため、より小さい設計基準強度とします。
土間コンクリートは、見た目は構造部材に似ていますが、変形や応力が生じることを考えていません。「特に構造計算しない(構造計算の必要がない)」部材です。
下図をみてください。左側が土間コンクリート、右側がスラブです。
土間コンクリートは、沈下の恐れが無い地盤(良い地盤)で採用します。地盤の沈下が無ければ、土間コンクリートの上に人や物が載っても、土間コンクリート自体に影響無いです。
土間コンクリート下の地盤が、人や物を支えるからです。そのため、土間コンクリートは構造部材と同等の耐力を必要としません。
一方、沈下しやすい地盤に土間コンクリートを置くと、実際に沈下した場合、土間コンクリートが浮いた状態になります。
この上に人や物が載ると、「土間コンクリート自体の耐力」が無いと重さを支えられません。
ですから、沈下しやすい地盤は「スラブ」とします。スラブは、構造設計された鉄筋コンクリートの床です。人や物が載っても問題ないよう設計されます。スラブの意味は、下記が参考になります。
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上記の通り、土間コンクリートとスラブは意味合いが全く違います。構造図でも、土間コンクリートとスラブはハッキリ区別します。
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土間コンクリートの厚さは、
120mm程度
が一般的です。前述した通り、耐力を必要としないため、スラブに比べて厚さが薄いです。
土間コンクリートの鉄筋のピッチは、
200mm
程度です。鉄筋径はD10、シングル配筋で、図面上はD10@200SCと書きます。シングル配筋の意味は、下記が参考になります。
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今回は土間コンクリートの設計基準強度について説明しました。土間コンクリートの設計基準強度は、Fc21が一般的です。
まずは土間コンクリートとスラブの違いを理解しましょう。土間コンクリートの強度がなぜFc21で良いか分かります。
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