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流動化コンクリートとは?1分でわかる意味、スランプ、高流動コンクリートとの違い

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流動化(りゅうどうか)コンクリートとは、硬化前のコンクリートに流動化剤を添加し「流動性を高め、ワーカビリティ―を良くした」コンクリートです。また流動化剤を加えて流動性を高めるので、強度を維持したまま作業性を高められます。今回は流動化コンクリートの意味、スランプ、高流動コンクリートとの違いについて説明します。似た用語に高流動コンクリートがあります。詳細は下記をご覧ください。

高流動コンクリートと高性能AE減水材とは何か?

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流動化コンクリートとは?

流動化(りゅうどうか)コンクリートとは、硬化前のコンクリートに流動化剤を添加し、流動性を高め、ワーカビリティー(作業性)を良くしたコンクリートです。


硬化前のコンクリートは粘性のある液状です。硬練りコンクリート(粘性の高いコンクリート)だと、型枠に打設して隅々まで充填させる作業が大変です。


そこで流動化剤(高性能AE減水剤など。洗剤をイメージすると分かりやすい)を加えて、流動性を高めます。流動化剤を加えても強度はそのままです。よって強度を保持しながら、作業性を向上できます。


似た用語に高流動コンクリートがあります。詳細は下記をご覧ください。

高流動コンクリートと高性能AE減水材とは何か?


特別な使用用途は無いですが、硬練りコンクリートのため作業性に劣ると判断した場合、流動化コンクリートを用いるでしょう。ワーカビリティの意味は下記が参考になります。

1分でわかるワーカビリティの意味と、スランプとの関係

流動化コンクリートのスランプ

流動化コンクリートのスランプは21cm以下です。流動化コンクリートは、硬化前のフレッシュコンクリートに流動化剤を加えたものです。よって「流動化剤を加えた後のスランプ」だけでなく、元となるコンクリートのスランプにも規定があります。


下表に流動化コンクリートのスランプを整理しました(単位:cm)。

コンクリートの種類 ベースコンクリート 流動化コンクリート
普通コンクリート 15以下 21以下
軽量コンクリート 18以下 21以下

流動化コンクリートは、流動化剤を加える前後でコンクリートの性質が変わります。元のコンクリートを通常の配合のままつくると、流動化後に「材料分離しやすい」ので注意が必要です。対策として細骨材を増やすなどの方法があります。


なおスランプの意味は下記をご覧ください。

コンクリートのスランプ値は?1分でわかる意味と規定、スランプ値、18cm

流動化コンクリートと高流動コンクリートの違い

流動化コンクリートと高流動コンクリートの違いを下記に示します。


流動化コンクリート ⇒ 硬練りコンクリートに流動化剤(高性能AE減水剤など)をあと添加し、スランプを大きく(柔らかく)したもの

高流動コンクリート ⇒ 流動化剤を添加した後も材料分離を起こさず、自己充填するコンクリート


基本的には同じ性質をもつコンクリートです。ただし、高流動コンクリートは材料分離しないものをいいます。詳細は下記が参考になります。

高流動コンクリートと高性能AE減水材とは何か?

まとめ

今回は流動化コンクリートについて説明しました。流動化コンクリートとは、硬化前のコンクリートに流動化剤を添加し、流動性を高めたコンクリートです。流動化剤の添加前後でコンクリートのスランプが大きく変わります。材料分離に注意が必要なことも覚えておきましょう。下記も参考になります。

高流動コンクリートと高性能AE減水材とは何か?

建築工事標準仕様書・同解説 5―JASS 5 2018 鉄筋コンクリート工事

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