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コンクリートの種類は?よくわかる7種類のコンクリートの特徴

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コンクリートには沢山の種類があります。様々な用途や状況に応じて、コンクリートの特性を変化させているのです。


今回は代表的なコンクリートの種類を7つ、それぞれの特徴も交えて説明します。※また、コンクリートに必要な材料である、セメント、骨材は下記が参考になります。

骨材とは?1分でわかる意味、種類、割合、粗骨材と細骨材の違い、コンクリートとの関係

セメントとモルタル、コンクリートの特徴、違いを知るたった1つのポイント

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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普通コンクリート

普通コンクリートは、最も一般的なコンクリートの種類です。特に何も指定しなければ、普通コンクリートが採用されます。


普通コンクリートの設計基準強度は下記となります。


Fc≦36


このFcを超える場合は、高強度コンクリートになります。


※設計基準強度の意味、普通コンクリートの詳細は下記が参考になります。

設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味

普通コンクリートってなに?普通コンクリートの特徴、空気量、セメント量の規格

軽量コンクリート

軽量コンクリートは、普通コンクリートに比べて比重が小さなコンクリートです。構造体として用いることは少ないですが、強度を求めない仕上げに使うことはあります。軽量コンクリートに関しては、下記が参考になります。

軽量コンクリートの特徴と使用箇所について


住宅、マンションなど一般的な建築物に使用されるコンクリートは、普通コンクリートです。普通コンクリートは、汎用性の高いコンクリートです。

高強度コンクリート

高強度コンクリートは、普通コンクリートに比べて強度を高めたコンクリートです。JASS5によれば、


Fc36


を超えるコンクリートが高強度コンクリートです。最近ではFc100以上の、超高強度コンクリートも開発されるほど、高強度コンクリートの強度は日進月歩です。


※なお、高強度コンクリートの定義は、「JASS5」「鉄筋コンクリート造構造計算基準・同解説」「JIS規格」でそれぞれ異なります。


※JASS5、鉄筋コンクリート造構造計算基準・同解説の詳細は下記が参考になります。

JASS5ってなに?1分で分かるJASS5の意味について

鉄筋コンクリート構造計算規準とは?1分でわかる意味、最新版、目次

流動化コンクリート

流動化コンクリートとは、あらかじめ練り混ぜしたコンクリートに流動化剤を混和し、流動性を増大させたコンクリートです。ワーカビリティを改善する目的で、使われます。


※ワーカビリティの意味は下記が参考になります。

1分でわかるワーカビリティの意味と、スランプとの関係

高流動コンクリート

高流動コンクリートは、流動性を著しく高めたコンクリートです。鋼管内にコンクリートを注入する場合や、CFT構造に用いるとき採用されます。高流動コンクリートに関しては、下記が参考になります。

高流動コンクリートと高性能AE減水材とは何か?

マスコンクリート

マスコンクリートは、部材断面がとても大きくセメントの水和熱でひび割れが生じる恐れのあるコンクリートをいいます。よって温度上昇を防ぐため、発熱量の少ないセメントを用います(例えば中庸熱ポルトランドセメントなど)。詳細は下記が参考になります。

マスコンクリートってなに?1分で分かる意味と特徴

水密コンクリート

水密コンクリートは、水槽、プールなど水圧の影響を受ける部分に使用するコンクリートです。コンクリートは元々が水密性の高い材料ですが、さらに粗骨材料を大きくしたり、水セメント比を制限するなどして、透水性を低減します。詳細は下記が参考になります。

水密コンクリートとは?1分でわかる意味、特徴、水セメント比、単位粗骨材量との関係

まとめ

今回は、コンクリートの種類について説明しました。他にもコンクリートの種類はあります。まずは普通コンクリート、高強度コンクリート、軽量コンクリートの特徴は覚えておきましょう。また、コンクリートを造る材料の知識を深めましょう。下記が参考になります。

セメントとモルタル、コンクリートの特徴、違いを知るたった1つのポイント

コンクリートの比重は?鉄筋コンクリートとの違い、骨材、鉄筋の影響

設計基準強度と品質基準強度の違いと、5分で分かるそれぞれの意味

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