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溶接金網とは、鉄筋の種類の1つです。鉄線(細い径の鉄)を縦と横に配置し、交点を溶接したものです。
鉄線がメッシュ状に組み立てられた状態です。ワイヤーメッシュともいいます。
今回は溶接金網の意味、規格、重量、重ね継手の長さ、定着長さについて説明します。
※その他の鉄筋である、異形鉄筋と丸鋼は下記が参考になります。
丸鋼とは?1分でわかる意味、規格、サイズ、読み方、重量、材質
溶接金網は、鉄筋の種類の1つです。JISG3551に規定されます。下図をみてください。これが溶接金網です。
溶接金網は、鉄線を縦と横に配置し、交点を溶接で留めたものです。鉄線がメッシュ状に配置されるので、ワイヤーメッシュともいいます。
なお、溶接金網は、一般的な異形鉄筋の代わりに使えます(径6mm以上)。梁や柱、壁では使えませんが、スラブの鉄筋として利用できます。
ただ、あくまでも異形鉄筋が一般的です。特別な理由が無い限り、構造部材に溶接金網を使うことは避けてください。構造部材でない屋根の「押さえコンクリート」などに、用います。
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溶接金網の規格と重量を下記に示します。
CD4 0.099 kg/m
CD5 0.154 kg/m
CD5.5 0.187 kg/m
CD6 0.222 kg/m
CD7 0.302 kg/m
CD8 0.395 kg/m
CD9 0.499 kg/m
CD10 0.617 kg/m
CD13 1.042 kg/m
CD16 1.579 kg/m
CD4などは、溶接金網の呼び名です。CD4は、溶接金網の線径が4.0mmを意味します。
溶接金網の長期許容応力度、短期許容応力度は下記です。
長期許容応力度 195 N/m㎡
短期許容応力度 295 N/m㎡
異形鉄筋のSD295Aと同等の許容応力度ですね。
溶接金網の鉄線には、丸鉄線と異形鉄線があります。丸鉄線はリブのない鉄線、異形鉄線はリブ付きの鉄線です。
溶接金網のメッシュのピッチは、50、75、100、150、200、250、300mmがあります。
溶接金網の重ね継手長さは、鉄筋コンクリート造構造計算規準に規定があります。横筋のピッチに50mmを加えた長さか、150mm以上とします。詳細は、鉄筋コンクリート構造計算規準をご確認ください。
溶接金網の定着長さは、仕口面から最外端の横筋までの長さを横筋間隔に50mm加えた長さかつ150mm以上です。
今回は溶接金網について説明しました。意味が理解頂けたと思います。
溶接金網は、鉄線を縦と横に配置し交点を溶接したものです。メッシュ状になるので、ワイヤーメッシュともいいます。
スラブに限り、溶接金網を異形鉄筋の代わりに使うことも可能です。異形鉄筋とは異なる規定があるので、RC構造計算規準を確認したいですね。下記も併せて参考にしてください。
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