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開先とは、接合する2つの部材間に設ける「溝」のことです。溝のことを英語で「グルーブ」ともいいます。また、開先を設ける溶接を、完全溶け込み溶接(突合せ溶接)といいます。今回は、開先の意味、種類、記号、読み方について説明します。※完全溶け込み溶接や、溶接の種類、溶接記号は下記が参考になります。
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開先とは、接合する2つの部材間に設ける溝のことです。下図をみてください。この部分が開先です。
開先は、接合する部材(母材)同士が一体化しやすいよう設けます。開先には色々な形状があります。建築では、「レ形開先」をよく使います。
開先を設けて行う溶接を、「完全溶け込み溶接」または「突合せ溶接」といいます。これは、母材同士を一体化する溶接方法です。完全溶け込み溶接、母材の意味は、下記が参考になります。
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開先は、「溝」のことです。溝は、英語でグルーブといいます。完全溶け込み溶接を、グルーブ溶接ともいいます。
なお、開先を設けない溶接方法が隅肉溶接です。隅肉溶接の意味、特徴は下記が参考になります。
開先は「かいさき」と読みます。構造設計の実務では、一般的に使う用語なので覚えてくださいね。
開先の種類を下記に整理しました。
I形開先
V形開先
レ形開先
K形開先
X形開先
J形開先
U形開先
建築では主にレ形開先を使います。開先形状は、シンプルである方が加工しやすいです。J形やU形のように、曲線があると開先をつくるのが大変ですよね。
上記は、開先の形状を表す用語です。例えば、I形開先はローマ字の「I」の形です。V形開先なら、Vの形をしています。
なお、鉄筋と鋼板を溶接するとき、「フレア溶接」を行います。異形鉄筋と鋼板の間にできる溝を「フレア」といいます。※フレア溶接の意味は、下記が参考になります。
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開先の記号は、形状を表す補助記号を付けます。例えば、レ形開先の溶接記号は下記です。
各開先の記号を下図に示します。
今回は開先について説明しました。意味が理解頂けたと思います。開先は、接合部材に設ける溝のことです。グルーブとも言います。開先を設けて行う溶接が、完全溶け込み溶接です。接合部材を一体化する溶接方法です。完全溶け込み溶接の意味、特徴もぜひ覚えてくださいね。下記も参考になります。
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