この記事の要点
スラブの鉄筋断面積は、使用する鉄筋径(D10・D13等)と配置間隔(@200mm等)から計算します。
単位幅(1m)あたりのas(mm²/m)で表すことが多いです。
引張鉄筋断面積の計算式・鉄筋比(as/bd)・公称断面積との関係と、スラブ設計での最小鉄筋量を解説します。
引張鉄筋断面積(at)はスラブの有効高さ・コンクリート強度・鉄筋降伏強度から求められ、JIS規格の公称断面積と照合して鉄筋本数・間隔を決定する。
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スラブの設計では、応力およびたわみに対して問題ないことを確認します。応力に対して、引張鉄筋の断面積が足りるか計算が必要です。
今回は、スラブと鉄筋断面積の関係、引張鉄筋の断面積、公称断面積との関係について説明します。スラブ、引張鉄筋の意味、鉄筋の公称断面積は、下記が参考になります。
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スラブは応力とたわみに対して問題ないことを確認します。応力については、引張鉄筋の断面積が足りるか計算が必要です。スラブの意味は、下記が参考になります。
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スラブに荷重が作用すると、曲げモーメントが生じます。曲げモーメントによる引張力を鉄筋が負担します。引張力を負担する鉄筋を、引張鉄筋といいます。
スラブに必要な引張鉄筋の断面積は、下式で算定します。
At=M/ftj
Atは引張鉄筋の断面積、Mは曲げモーメント、ftは鉄筋の許容応力度、jは応力中心間距離です。鉄筋の許容応力度、応力中心間距離は下記が参考になります。
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曲げモーメントが大きすぎると、上式が適用できないこともあります。詳細は、下記が参考になります。
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前述の式で算定される鉄筋の断面積は、1000mmの範囲における鉄筋の断面積です。下図をみてください。
算定したAtを400m㎡とします。この範囲に400m㎡以上の鉄筋が必要です。
鉄筋のピッチは、基本が200mmです。よって1000mmの範囲に5本鉄筋が並びます。1本あたりの必要な鉄筋量は、
400÷5=80m㎡
です。鉄筋の公称断面積より、D13が127m㎡です。D13を5本配置すれば問題ないと分かります。基本のピッチが200mmなので、
5-D10 355m㎡
5-D10D13 495m㎡
5-D13 635m㎡
など、よく使う配筋の鉄筋量は暗記すると役に立ちます。鉄筋のピッチは、下記が参考になります。
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鉄筋の公称断面積を、下記に示します。
D10 71m㎡
D13 127m㎡
D16 199m㎡
D19 287m㎡
D22 387m㎡
D25 507m㎡
D29 642m㎡
D32 794m㎡
D35 957m㎡
D38 1140m㎡
D41 1340m㎡
D51 2027m㎡
鉄筋のサイズと規格など、下記も参考になります。
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スラブと鉄筋断面積の関係を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 引張鉄筋断面積の計算式 | At=M/ftj | ft:許容応力度、j:応力中心間距離 |
| D13の公称断面積 | 127 mm2 | 基本ピッチ200mmで5本配置が基準 |
| D10の公称断面積 | 71 mm2 | 5-D13配置で合計635 mm2確保できる |
今回は、スラブと鉄筋断面積の関係について説明しました。意味が理解頂けたと思います。
スラブに必要な鉄筋断面積の計算式を覚えましょう。よく使うスラブの配筋と鉄筋量も暗記したいですね。スラブの意味、鉄筋の規格など、併せて勉強してくださいね。
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