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建築確認検査員とは?1分でわかる仕事内容、資格、年収、民間の指定確認検査機関

この記事の要点

建築確認検査員とは、建築物の設計図書が建築基準関係規定に適合するか審査する専門職で、一級建築士資格と2年以上の実務経験が必要。

確認申請は着工前に必須の手続きであり、適合すると「確認済証」が発行されてはじめて工事が開始できる。

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建築確認検査員(けんちくかくにんけんさいん)とは、建築物を建てる前に、設計された建物の図書(図面、計算書など)が、


建築基準関係規定(建築基準法や条例など)に適合するか審査(確認)する者です。


簡単にいうと「建築物の計画が、建築に関わる法律等に違反していないか、図面の整合性はどうか」などチェックする人です。


※図面については、下記が参考になります。

設計図書とは?1分でわかる意味、読み方、優先順位、保存期間


ドラマ「10の秘密」で向井理さんが演じる白河圭太の職業ですね。今回は建築確認検査員の仕事内容、資格、年収、民間の指定確認検査機関について説明します。

建築確認検査員とは?

建築確認検査員(けんちくかくにんけんさいん)とは、


建築物を建てる前に、設計された建物の図書(図面、計算書)が、建築基準関係規定(建築基準法、条例など)に適合するか審査(確認)する者


です。簡単にいうと、設計図等が法律などに違反(不適合)してないか、図面の整合性はどうか、チェックする人です。※図面、建築基準関係規定の意味ついては、下記が参考になります。

設計図書とは?1分でわかる意味、読み方、優先順位、保存期間

建築で使う法律とは?1分でわかる種類、建築基準法、施行令、規則との関係


建築確認検査員の仕事内容は主に


・建築基準法などに基づき、建物が所定の基準に適合するか確認する


ことです。例えば、設計図をみて「○○が建築基準法〇条〇項〇号と不適合」と指摘します。


一通り設計図等を確認して指摘箇所を洗い出したのち、指摘箇所を設計者(建築主の代理人)に返します。


設計者は、建築確認検査員の指摘内容を確認して、図面の訂正及び回答を行います。


このやり取りを繰り返し、「建築確認検査員が問題ない(適合する)」と判断されてから、ようやく建物の工事がスタートできます。


なお、建築確認申請で適合した旨の書類を、「確認済証(かくにんすみしょう)」といいます。


建築確認検査員の仕事内容を、建築物が設計される流れと併せて解説します。下記のように、建物は設計が依頼されてから、


設計 ⇒ 建築確認申請 ⇒ 着工(工事の始まり) ⇒ 竣工(建物の完成)


という流れで完成します(※流れを簡略化して説明しています)。


設計者(建築主の代理人として)は、設計図を完成させた後、設計図および確認申請に必要な書類を整え、確認検査機関等に一式を提出します。これが建築確認申請です。


建築確認申請により受け取った書類一式を、建築確認検査員はチェックします。


チェックしたのち、不適合部分を設計者に返します。前述したように、このやり取りを繰り返し、建築確認申請が終了します。


なお、建築確認申請とは別に「構造計算適合性判定」という審査もありますが、今回は説明を省略します。詳細は下記が参考になります。

適合性判定とは?1分でわかる意味、対象建築物、ルート2の関係


実は、建築確認検査の仕事は、元々地方公共団体の建築主事だけが行う仕事でした。これが1995年の建築基準法改正により、民間企業が建築確認検査の業務に参入可能となります。


民間の建築確認検査を行う企業を、「指定確認検査機関(していかくにんけんさきかん)」といいます。

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建築確認検査員の資格

前述したように、建築確認検査員は設計図をチェックする仕事です。当然、設計図を理解しチェックするための専門的知識が必要です。


よって、建築確認検査員になるための資格が必要です。さらに、下記の受験資格も必要です。


・一級建築士試験に合格した者で、建築行政又は第77条の18第1項の確認検査の業務その他これに類する業務で政令で定めるものに関して、


2年以上の実務経験を有するものではなければ、受けることができない。


なお一級建築士の資格は、建築設計などの実務経験が必要です。


よって、民間の建築確認検査員の多くは、設計の実務を積んだ後、転職して建築確認検査の職に就く方です。


※一級建築士資格に必要な実務経験については、下記が参考になります。

高卒から建築士になるには?1分でわかる方法、大卒との違い

建築確認検査員の年収

建築確認検査員の年収ですが、大手確認検査機関の新卒月給(院卒)が、22.5万円でした。新卒の年収で300~400万円程度かと思います。


但し、建築確認検査員になる方はキャリア採用(転職採用)が多いです。キャリア採用の場合、能力給ですが某口コミサイトなどを参考にすると、30代後半で600万円程度です。

民間の指定確認検査機関は?

日本には、民間の指定確認検査機関が数十社以上ありますが、大手確認検査機関は下記の2社です。


ビューロベリタスジャパン株式会社

日本ERI株式会社

混同しやすい用語

建築確認検査員

設計図書が建築基準関係規定に適合するか審査し、問題がなければ「確認済証」を発行する専門職。指定確認検査機関(民間)に所属する場合が多い。

建築主事

地方公共団体(都道府県・市区町村)に置かれ、建築確認検査を行う公務員。民間の指定確認検査機関と対になる公的な確認検査の担い手。

試験での問われ方|管理人の一言

建築確認検査員と建築主事はどちらも確認申請を審査する立場ですが、所属先が民間か公的機関かが大きな違いです。実務では、規模や種別によってどちらに申請するか変わることがあります。

項目建築確認検査員建築主事
所属先民間の指定確認検査機関地方公共団体(都道府県・市区町村)
身分民間の検査員公務員
必要資格一級建築士+2年以上の実務経験建築主事任用資格(国家試験)
役割確認申請の審査・検査確認申請の審査・検査(同様)

まとめ

今回は建築確認検査員について説明しました。仕事内容、資格、年収など理解頂けたと思います。


ドラマ「10の秘密」で、向井理さん演じる白河圭太の職業で気になった方も多いかもしれません。


建築確認検査は聞き馴染みの少ない仕事ですが、この機会に建築の仕事を知ると、ドラマも一層面白く見られると思います。

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