建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 一級建築士、二級建築士の勉強 > 設計寸法とは?1分でわかる意味、建築図面、積算との関係

設計寸法とは?意味・読み方と建築図面・積算での使い方(施工寸法との違い)

この記事の要点

積算(数量拾い)では「設計寸法」を基準に材料の量を計算する。施工寸法や仕上がり寸法と混同すると数量が変わってくる。

設計寸法の意味と、積算での正しい読み方・使い方を整理する。

設計寸法と所要数量の関係では、切り無駄などを考慮しない設計数量に割増係数(鉄筋4%、木材5%など)をかけた値が所要数量となります。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


設計寸法とは、設計図書に明記された寸法や、表示された寸法から計測・計算が可能な寸法、スケールなどで計測できる寸法のことです。

積算業務などで、各部材の数量を拾う(算出)とき、設計寸法が必要です。

今回は設計寸法の意味、建築図面、積算との関係について説明します。


※設計図書の意味は、下記が参考になります。

設計図書(せっけいとしょ)とは?読み方・優先順位・保存期間

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

設計寸法とは?

設計寸法とは、下記の寸法をいいます。


・設計図書に明記された寸法

・設計図書に表示された寸法から、計測・計算が可能な寸法

・設計図書のスケールから計測可能な寸法


設計図書に明記された寸法は明確です。図面に描いてある長さが、そのまま設計寸法です。また、設計図の単位は、何も書いて無ければ「mm」です。


※設計図書の詳細は下記が参考になります。

設計図書(せっけいとしょ)とは?読み方・優先順位・保存期間


建築図面の寸法は、全て描かずにある程度省略します。全ての形に寸法を描くと、図面が煩雑になり、読みにくくなるからです。例えば、明らかに同じ物だと分かれば、1つの物に寸法を明示し、後は省略できます。


計算可能な寸法は、あえて書かないことも多いです。書いた方が丁寧かもしれないですが、図面が煩雑になることを避けるため、省略する寸法ですね。明記ある寸法から、計測・計算が可能な寸法も、設計寸法です。


建築図面のスケールが分かっていて寸法が無いとき、三角スケールを使います。三角スケールで寸法のない部分を計測することを、「分一(ぶいち)」といいます。※分一の意味は、下記が参考になります。

分一(ぶいち)とは?読み方・分一で当たる意味と三角スケールの使い方


分一で計測可能な寸法も、設計寸法の1つです。

設計寸法と積算の関係

設計寸法は積算の数量算出に大きく関係します。積算は、設計図から数量や工事費を算出する業務です。設計図書に明記される個数や設計寸法から算出された数量を、設計数量といいます。


実際は、材料を切るときに出るロス(切り無駄。

木材をのこぎりで切ると、削りカスがでますよね。

あれが切り無駄です。

切り無駄の分、設計寸法より長い寸法の材が必要です)があるので、設計数量を所定の割増係数をかけます。

設計数量を割増した数量を、所要数量といいます。

混同しやすい用語

設計数量

設計図書に明記された個数や設計寸法から算出した数量で、材料の切り無駄を含まない純粋な計算上の数量です。

所要数量との違いは、割増係数をかけていない(切り無駄を考慮しない)点です。

所要数量

設計数量に割増係数(鉄筋4%、木材5%など)をかけた、実際の工事で必要な数量です。

設計数量との違いは、切り無駄などのロスを見込んで割増している点です。

試験での問われ方|管理人の一言

試験では、設計寸法・設計数量・所要数量・計画数量の違いが問われるほか、各材料の割増係数の数値(鉄筋4%・木材5%など)もよく出題されます。(建築士試験 頻出:鉄筋4%・木材5%等の割増係数と設計数量→所要数量の流れが繰り返し出題)

「設計寸法から算出 → 設計数量 → 割増係数をかける → 所要数量」という流れで体系的に整理して覚えましょう。

設計寸法を整理した表を示します。

数量の種類算出方法特徴
設計数量設計寸法から計算ロス・余裕なし、理論値
所要数量設計数量×割増係数施工ロスを含む、発注用
計画数量施工計画から算出仮設材など施工都合の数量

まとめ

今回は設計寸法について説明しました。

意味が理解頂けたと思います。

設計寸法は、設計図に明記された寸法や、計算可能な寸法、スケールで計測可能な寸法です。

なお、寸法が書いていない部分をスケールで計測することを、「分一」といいます。

下記の記事も併せて参考にしてくださいね。

分一(ぶいち)とは?読み方・分一で当たる意味と三角スケールの使い方

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

この記事の内容を○×クイズで確認する

この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。

意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

ゼロ所長の構造力学問題集で確認する

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【無料】ゼロ所長が解説!建築士試験の構造を効率よく学ぶ

・試験に出るポイントをわかりやすく解説

・今すぐnoteで学ぶ ⇒  ゼロから学ぶ建築士試験の構造

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 一級建築士、二級建築士の勉強 > 設計寸法とは?1分でわかる意味、建築図面、積算との関係
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事