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独立基礎とは?べた基礎との違い、直接基礎との関係

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独立基礎とは、柱の下部にのみ設けた基礎のことです。下図に独立基礎を示します。



独立基礎の場合、布基礎(柱間を縫うように連続する基礎)、べた基礎(建物下部の全体に設けた基礎)と異なり、柱の下にのみ独立して設置されている点が特徴です。



また、独立基礎は柱下部にのみ基礎を設けるので適切に設計すれば、経済的にも合理的(基礎の鉄筋コンクリート体積を減らせる)となります。そのため、大きな基礎が必要となりやすい非住宅の建物では、経済的な観点からも独立基礎を採用する場合が多くなります。


ただし独立基礎を設置する場合、基礎としては独立していますが、独立基礎同士を「地中梁」でつなぎます。これは、柱下部に生じる曲げモーメントを地中梁に伝達させるためで、仮に地中梁が無ければ、独立基礎単体で柱に生じる曲げモーメントを処理できるように、接地圧等の検討も必要となります。地中梁の付かない独立基礎の設計は下記をご覧ください。

地中梁が付かない独立基礎のデメリット


なお、独立基礎、べた基礎、布基礎を総称して「直接基礎」といいます。

直接基礎とは?1分でわかる種類、設計方法、地盤改良、杭基礎との違い

まとめ

今回は独立基礎について説明しました。独立基礎とは、柱の下部にのみ設けた基礎のことです。独立基礎は柱下部にのみ基礎を設けるので適切に設計すれば、経済的にも合理的(基礎の鉄筋コンクリート体積を減らせる)な基礎構造です。独立基礎の設計方法など下記も勉強しましょう。

布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴

独立基礎の設計概要

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