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独立基礎とは"柱の下部にのみ"設置した基礎です。
独立基礎は柱の下部にのみ設置するため、そのままでは安定性に欠けます。そこで"基礎が転倒しないように基礎梁を繋ぐ"ことが多いです。
独立基礎は、べた基礎、布基礎と比べて基礎に使うコンクリート量が少ないため、適切に構造設計することで経済的合理性に優れた基礎形式です。
今回は
について解説します。独立基礎、べた基礎、布基礎の違いは下記も参考になります。
布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴
独立基礎とは"柱の下部にのみ"設置した基礎です。
通常、1つの柱に1つ基礎を設置します。基礎が単体で「独立している」ので、独立基礎といいます。
下記の通り、独立基礎が最も基礎に用いるコンクリート量が少なくなります。
独立基礎は柱の下部にのみ設置するため、そのままでは安定性に欠けます。そこで"基礎が転倒しないように基礎梁を繋ぐ"ことが多いです。
独立基礎は、べた基礎、布基礎と比べて基礎に使うコンクリート量が少ないため、適切に構造設計することで経済的合理性に優れた基礎形式です。
非住宅系などの規模の大きな建築物の場合、べた基礎や布基礎を採用すると"基礎が大きくなり過ぎ"て経済合理性に欠けるため、独立基礎を採用することが多いです。
実際に私はオフィス、病院、学校、複合施設などを構造設計してきましたが、圧倒的に独立基礎を採用するケースが多かったです。
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ちなみに、少し変わった形式の独立基礎もあります。柱芯に対して基礎芯が偏心していたり、2つの柱に対して大きい1つの独立基礎が設置されることもあります。
独立基礎と他基礎形式との違いは下記の通りです。
それでは各基礎形式と独立基礎との違いについて解説します。
べた基礎は建物下部の全体に設置する基礎です。柱が無い箇所にも基礎を設置するため、独立基礎と比べるとコンクリート量が多くなります。
一方で安定性の面で優れています。住宅のような小規模建築物の場合、そもそも基礎に必要なコンクリート量が少ないため、あえて独立基礎にするメリットが薄いです。
そこで基礎の安定性を高めるためにべた基礎を採用することも多いです。
布基礎は、柱と柱の間を連続して配置する基礎です。柱の無い位置にも基礎を設置しますが、線上に配置するためべた基礎と比べるとコンクリート量は減ります。
構造的な合理性、経済合理性のバランスが良く、住宅などの小規模建築物にも多く採用される基礎形式です。
独立基礎、基礎周りの構造設計では下記を確認します。※地中梁はつながっている前提とする。
独立基礎は柱下部にのみ基礎を設けるので適切に設計すれば、経済的にも合理的(基礎の鉄筋コンクリート体積を減らせる)となります。
前述したように、大きな基礎が必要となりやすい非住宅の建物では、経済的な観点からも独立基礎を採用する場合が多くなります。
ただし独立基礎を設置する場合、基礎としては独立していますが、独立基礎同士を「地中梁」でつなぎます。
地中梁をいれる理由は
で仮に地中梁が無ければ、独立基礎単体で柱に生じる曲げモーメントを処理できるように、接地圧等の検討も必要となります。
地中梁の付かない独立基礎の設計は下記をご覧ください。
基礎は、ある程度地面に埋まっている必要があります。前述した根入れ深さは建築基準法で決まった値よりも深くします。
独立基礎の規定は無いですが、最低限上記より深くする必要はあるでしょう。
また、根入れ深さは直接基礎の地耐力と関係します。埋める深さが深いほど地耐力は大きくなります。また、根入れ深さは耐力だけで決められません。
独立基礎の場合、地中梁との納まりも考慮します。
フーチングと地中梁は一体化するので、通常は両者の鉄筋がぶつからないように、根入れ深さは地中梁よりも100mm程度深くします。
また、杭基礎であれば、杭天端を地中梁底より100mm下げます。
これらは規定ではないので、状況に応じて配筋の納まりや諸条件を考慮して根入れ深さを決定しましょう。
今回は独立基礎について説明しました。独立基礎とは、柱の下部にのみ設けた基礎のことです。
独立基礎は柱下部にのみ基礎を設けるので適切に設計すれば、経済的にも合理的(基礎の鉄筋コンクリート体積を減らせる)な基礎構造です。
独立基礎の設計方法など下記も勉強しましょう。
布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴
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