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基礎幅とは基礎の底版の幅を意味します。平12建告第1347号第1第4項第二号では布基礎の基礎幅(底版幅)が規定されています。
なお、基礎には直接基礎と杭基礎があり、直接基礎には独立基礎、布基礎、べた基礎があります。
今回は基礎幅の意味、布基礎とべた基礎の幅、立ち上がりの幅、建築基準法との関係について説明します。
独立基礎、直接基礎の詳細は下記が参考になります。
直接基礎とは?1分でわかる種類、設計方法、地盤改良、杭基礎との違い
基礎幅とは基礎の「底版の幅」です。下図に基礎幅の例を示します。基礎とは建物の全重量を支える構造部材です。
建物の全重量を地盤に伝達させるため、基礎は必ず地盤と接しています。
基礎が建物を支えている面(部分)は、あくまでも「基礎の底版の面」であり、その基礎の構造的な特徴を考えると、基礎幅は基礎の底版の幅といえます。
なお、勘違いされやすいのですが、下図に示す「基礎の立ち上がりの幅」は、基礎幅では無いです。
なお、基礎には直接基礎と杭基礎があり、直接基礎には「独立基礎、布基礎、べた基礎」があります。布基礎とべた基礎の詳細は下記も参考になります。
布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴
基礎幅は基礎の安定性や支持力(地耐力)、施工性などから決定します。
基礎は建物の全重量を支えるため、建物の重量が大きくなるほど「基礎断面(基礎幅、基礎長さ)」は大きくなります。
基礎幅に関する建築基準法の規定を下図に示します。
前述したように「基礎幅」とは、基礎の構造的な特徴から「基礎の底版の幅」を意味しています。
平12建告第1347号第1第4項第二号の表より、布基礎の基礎幅は下表のように規定されており、
建物種別(木造、鉄骨造、RC造の区別)、長期地耐力(地盤の長期に生じる力に対する許容応力度)に応じて、基礎幅は変わります。
【表 布基礎の基礎幅(底版幅)】
たとえば、長期地耐力が30~50kN/㎡、木造2階建ての建築物における基礎幅は45cm以上とします。基礎幅と建築基準法の関係、地耐力の意味は下記をご覧ください。
基礎幅と建築基準法の関係は?1分でわかる意味、基礎の立ち上がりの規準は?
今回は基礎幅について説明しました。基礎幅とは基礎の底版の幅です。
基礎は建物の全重量を支える構造部材であり、基礎の底版が地盤と接地することで、建物の重量を地盤に伝達する役割があります。
つまり、基礎幅とは基礎の底版の幅であり、基礎の立ち上がりの幅では無いです。
基礎幅だけでなく、基礎の種類(直接基礎、独立基礎)なども勉強しましょう。下記が参考になります。
直接基礎とは?1分でわかる種類、設計方法、地盤改良、杭基礎との違い
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