この記事の要点
透水係数が大きい土(砂質土・礫質土など)は水を通しやすく、小さい土(粘性土など)は水を通しにくい
間隙比eが大きいほど・粒径Dsが大きいほど透水係数kは大きくなる
水温が高いほど粘性係数が小さくなり、透水係数は大きくなる
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
透水係数は土の間隙、粒径、粒度などに大きく影響します。間隙比が大きくなると透水係数も大きくなります。
また、土粒子の直径が大きいほど透水係数も大きくなります。逆に土粒子の直径が小さければ透水係数も小さいです。
今回は透水係数の大きい、小さいの意味、土質区分と目安について説明します。
透水係数の詳細、求め方は下記が参考になります。
透水係数の値の大きさは、土の間隙、粒径、粒度などが影響します。透水係数kと間隙比、粒径等の関係を表す式を下記に示します。
γwは水の単位体積重量、ηは粘性係数、Cは形状係数、Dsは粒子直径、eは間隙比、iは動水勾配、Aは土の全断面積です。
上式より透水係数の大きい、小さいと各係数の影響は下記の通りです。
上記より、粒径の大きな土粒子を含む土である砂質土や礫質土の透水係数は大きく、粒径の小さな粘土を含む土である粘性土の透水係数は小さいことがわかります。
また、間隙比eは土の間隙の体積を比率で表す値であり、すなわちeが大きければ土の間隙部の体積は大きく水は通りやすくなり、これは直感的なイメージと整合します。
なお、透水係数の値は室内透水試験または現地試験(揚水試験)を行い求めます。透水係数の詳細、透水係数の求め方は下記が参考になります。
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
透水係数の土質区分(土の種類)と値の目安を下図に示します。
混同しやすい用語
透水係数を整理した表を示します。
| 項目 | 透水係数に影響する因子 | 影響 |
|---|---|---|
| 間隙比e | eが大きい⇒kが大きい | 粒子間の隙間が水路となる |
| 粒径 | 粒径が大きい⇒kが大きい | 礫>砂>シルト>粘土の順 |
| 粒度分布 | 均等係数が大きい⇒kが変化 | 細粒分が多いとkが小さくなる |
今回は透水係数の大きさについて説明しました。
透水係数の大きさは土の間隙比、土粒子の粒径、水温(粘性係数)などが関係します。
透水係数の意味、定水位透水係数、変水位透水係数の詳細など下記も勉強しましょう。
定水位透水試験とは?1分でわかる意味、透水係数の公式と計算、変水位透水試験との違いは?
変水位透水試験とは?1分でわかる意味、方法、公式、定水位透水試験との違いは?
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
「透水係数の大きい順に土を並べよ」や「透水係数と間隙比の関係」が試験で問われます。礫>砂>シルト>粘土の順に透水係数が小さくなると覚えておきましょう。