この記事の要点
アイランド工法とは、中央部の躯体を先に造ったあと、周囲の地盤を根切りして残りの躯体を造る工法です。
中央部の切梁が不要になり、作業が簡単になるのがメリットです。
本記事ではアイランド工法のメリット・切梁の必要性・留意点を解説します。
この記事では、アイランド工法とは何か、切梁はなぜ必要なのかを整理します。
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アイランド工法とは、中央部の躯体を先に造ったあと、周囲の地盤を根切りし、残りの躯体を造る方法です。
中央部の切梁が不要になるので、作業が簡単になります。今回はアイランド工法の意味、メリット、切梁の必要性、留意点について説明します。
※アイランド工法の他、山留の種類については下記が参考になります。
※躯体、根切りの意味は下記が参考になります。
躯体とは?読み方・意味と仕上げとの違い、RC・S・木造それぞれの躯体
アイランド工法とは、中央部の躯体を先に造った後、周囲の地盤を根切して、残りの躯体をつくる山留工法の1つです。
中央部の躯体を先に造ることで、中央部の切梁が不要になります。下図をみてください。山留壁が自立しない場合、切梁や腹起しが必要です。
切梁はH鋼とし、X,Y方向に取り付けます。切梁があると、作業スペースが限られるので、職人の作業性が落ちますね(何もない空間と、切梁がある空間を想像してください)。
一方、アイランド工法は、中央部の切梁が不要です。下図をみてください。まず、中央部は、所定の基礎底まで根切りします。※根切りの意味は、下記が参考になります。
根切り底から、山留壁が自立する高さまで法面をつけます。この状態で、一度、中央部の躯体を先に造ります。
中央部の躯体ができた後、周囲に残した地盤を根切り、切梁や腹起しの設置を行い、徐々に掘削を行います。
※切梁、腹起しの意味は下記が参考になります。
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アイランド工法のメリットを下記に整理しました。
根切り範囲が広くて、根切り底が浅い場合に適した工法です。根切り範囲が広いと、切梁が長くなり、切梁支柱も増えます。
工事も煩雑になるので、アイランド工法のメリットが大きいです。
また、根切り底が浅いほど、周辺地盤の掘削範囲も狭くできます。その分、切梁を短くできるのです。
アイランド工法では、中央部の躯体を造るとき、切梁が不要です。
中央部は所定の根切り底まで掘削しますが、先行して造った躯体周辺地盤は、山留壁で自立する高さまで、法面とするからです。
ただし、躯体周辺の地盤を根切りするとき、切梁が必要です。※切梁の詳細は下記が参考になります。
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アイランド工法の留意点を下記に整理しました。
中央部の躯体を先に造った後、周辺の躯体を造ります。地中躯体をつくるため、2段階の施工が必要です。
このとき鉛直方向に打ち継ぎができます。打ち継ぎは、望ましくないので、適切な管理が求められます。
また、2段階に分けて施工するので、工期もかかる工法です。
アイランド工法を整理した表を示します。
| 項目 | アイランド工法 | 通常の切梁工法 |
|---|---|---|
| 中央部の切梁 | 不要 | 必要 |
| 適する条件 | 根切り範囲が広く根切り底が浅い場合 | 根切り範囲が狭い・深い場合 |
| 工期 | 長い(2段階施工) | 比較的短い |
今回は、アイランド工法について説明しました。アイランド工法は、山留工法の1つです。
中央部を先に造った後、周辺地盤を掘削する方法でしたね。工法の手順、特徴を理解しましょう。
また、メリット、留意点も覚えたいですね。他の山留工法は、下記の記事が参考になります。
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腹起こしとは?1分でわかる意味、切梁、ブラケット、建築物との関係
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。
