この記事の要点
50角パイプは断面の縦横が50mmの角形鋼管で、建築で使う常用サイズの角パイプの中では最も断面が小さく、材質はSTKR400です。
板厚は1.6・2.0・2.3・3.2mmの4種類があり、コーナー部の曲率(r)は2.0t(tは板厚)で決まります。
この記事では、50角パイプとは何か、規格と重量とは何か、50角とは何かを整理します。
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50角パイプとは、断面の縦と横の長さが50mmの角パイプのことです。
角パイプとは角形のパイプ(中が空洞の材料)です。
建築で用いる角形鋼管の常用サイズ(一般的に使うサイズ)の中では最も断面が小さいです。
今回は50角パイプの意味、規格と重量、厚み、r、強度について説明します。
50角パイプの材質をSTKRといいます。
STKRの詳細、角パイプの重量計算は下記が参考になります。
STKR材(一般構造用角形鋼管)の規格・サイズ・断面性能一覧
角パイプの重量計算とは?本当にわかる計算方法、計算式、鉄の角パイプの重量
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50角パイプとは、断面の縦と横の長さが50mmの角パイプです。下図をみてください。これが50角パイプです。下図の通り、角パイプとは角形で中が空洞の材料です。
なお、50角パイプは建築で使う角パイプの中(常用サイズ)で最も断面が小さいです。50角パイプに用いる鋼材の材質をSTKRといいます。STKRの詳細は下記をご覧ください。
STKR材(一般構造用角形鋼管)の規格・サイズ・断面性能一覧
50角パイプの規格を下表に示します。
| 寸法 mm | 断面積cm2 | 単位質量kg/m | 断面二次モーメントcm4 | 断面二次半径cm | 断面係数cm3 | 塑性断面係数cm3 | |
| A×B | t | Ix=Iy | ix=iy | Zx=Zy | Zpx=Zpy | ||
| 50×50 | 1.6 | 3.032 | 2.38 | 11.7 | 1.96 | 4.68 | 5.46 |
| 2.0 | 3.737 | 2.93 | 14.1 | 1.95 | 5.66 | 6.66 | |
| 2.3 | 4.252 | 3.34 | 15.9 | 1.93 | 6.34 | 7.52 | |
| 3.2 | 5.727 | 4.50 | 20.4 | 1.89 | 8.16 | 9.89 | |
50角パイプの板厚は1.6、2.0、2.3、3.2が常用サイズです。角パイプの断面が50mmなので、あまり太い板厚にはできません。また板厚が薄いので、50角パイプの重量は比較的軽量です。角パイプの重量計算は下記が参考になります。
角パイプの重量計算とは?本当にわかる計算方法、計算式、鉄の角パイプの重量
また、50角パイプのr(コーナー部の曲率)は2.0t(tは板厚)です。例えば、板厚が1.6mmのとき、r=2.0×1.6=3.2mmです。角パイプのrの詳細は下記をご覧ください。
50角パイプの強度はSTKR400の強度と同等です。STKR400の引張強度は400N/m㎡、降伏強度は235N/m㎡です。SKTR400の強度の詳細は下記が参考になります。
STKR材(一般構造用角形鋼管)の規格・サイズ・断面性能一覧
混同しやすい用語
BCR295
冷間ロール成形角形鋼管の材質で、STKRより強度が高い規格である。
50角パイプに使うSTKR400とは製造方法・規格が異なる。
丸パイプ
断面が円形のパイプで、角パイプとは断面形状が異なる。
コーナー部の曲率rの定義や断面性能の計算方法も異なる。
今回は50角パイプについて説明しました。
50角パイプとは、断面の縦と横の長さが50mmの角パイプです。
建築で使う常用サイズの角パイプの中では最も小さな断面です。
鋼材の材質はSTKR400です。
角パイプの重量計算、STKR400の詳細など下記も勉強しましょう。
角パイプの断面係数|計算公式・規格値の読み方とコーナーRの影響を解説
STKR材(一般構造用角形鋼管)の規格・サイズ・断面性能一覧
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
50角パイプの材質はSTKR400であり、引張強度400N/mm2・降伏強度235N/mm2という数値とともに問われることがあります。
板厚と断面積・単位質量の関係は表で整理しておくと、計算問題に対応しやすくなります。
コーナーのr(曲率)は「2.0×板厚」という関係を覚えておくと、寸法を問う問題で役立ちます。