【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)
h形鋼の強軸の方向は、h形鋼をローマ字のIの形に配置したときの縦方向です。強軸とは断面二次モーメントなどの断面性能が大きくなる軸です。逆に、断面性能が小さくなる軸を弱軸といいます。弱軸は一般にh形鋼の強軸を90度回転させた軸です。h形鋼の強軸と弱軸がどの方向か判断するには、h形鋼のx軸、y軸を基準に「どちらが曲げにくいか、あるいは、曲げやすいか」考えます。
ある軸を基準にh形鋼を曲げるとき曲げにくくなれば、その軸は強軸といえます。さらに、h形鋼の強軸を基準に曲げモーメントが作用する場合、言い換えれば、h形鋼の部材には縦方向に荷重が作用するので、h形鋼の強軸は下図に示す縦方向を表します。逆に、h形鋼の弱軸方向は横方向です。
以上より、建築の実務ではh形鋼を配置するとき「縦使い」「横使い」という言い方をします。縦使いは下図に示す配置です。床荷重を支える大梁、小梁はh形鋼を縦使いで配置します。なぜなら、床荷重は鉛直下向き(縦方向)に作用するため、荷重に対してh形鋼の強軸が向くようにします。
一方、横使いは下図のように配置します。風荷重は水平方向に作用するので、耐風梁は横使いに配置し、水平力に対してh形鋼の強軸が向くようにします。
なお、h形鋼の強軸と弱軸の断面二次モーメントを比較すると、たとえば、細幅h形鋼の場合では強軸の断面二次モーメントに比べて、弱軸の断面二次モーメントは1/10も小さくなります。
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
今回は、h形鋼の強軸の方向について説明しました。h形鋼の強軸の方向は、h形鋼をローマ字のIの形に配置したときの縦方向(y方向)です。また、h形鋼の弱軸は横方向(x方向)です。強軸、弱軸の意味は下記も参考になります。
弱軸とは?読み方、長方形の強軸と弱軸、H鋼の梁の向きと強軸と弱軸、強軸はラーメンで弱軸はブレースにする理由は?
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)
有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート