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H形鋼とは、ローマ字の「H」の形をした鋼材です。他にも溝形鋼やL形鋼などがあります。似た用語にビルドH形鋼や、外法一定H形鋼があります。今回はH形鋼の意味、規格、寸法、重量、断面係数、材質、用途について説明します。
ビルドH形鋼、外法一定H形鋼の意味は、下記が参考になります。
外法一定h形鋼とは?1分でわかる意味、規格、JIS-H形鋼との違い
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H形鋼とは、ローマ字の「H」の形をした鋼材です。下図をみてください。これがH形鋼です。
H形鋼には、ビルドH鋼や外法一定h形鋼、JISh形鋼などがあります。H形鋼の種類は、下記が参考になります。
外法一定h形鋼とは?1分でわかる意味、規格、JIS-H形鋼との違い
h形鋼の広幅、中幅、細幅とは?1分でわかる違い、特徴、使い方
H形鋼は鉄骨造で良く用いる鋼材です。柱や梁(1番重要な骨組み、地震に耐える骨組み)、二次部材(小梁、間柱、耐風梁等)など、多様な用途に用います。
H形鋼が普及した要因は、断面性能と価格の安さ(軽量)のバランスです。部材の断面性能である断面二次モーメントと、部材の重量Wの比率、I/Wを計算します。
I/Wは重さ当たりの断面性能なので、この値が大きいほど軽くて強い(コストパフォーマンスが高い)部材です。
H形鋼と中身が詰まった鉄塊で、100x100の断面を比較します。すると2倍近く、H形鋼の方がI/Wが大きいことがわかります。
断面二次モーメントの意味は下記が参考になります。
断面二次モーメントとは?1分でわかる意味、計算式、h形鋼、公式
断面二次モーメントIの式は、I=bh
なお、重量は正方形断面の方が、H形鋼より4.6倍程度重いです。
H形鋼の規格と寸法を下表に示します。なお、下図のH形鋼をJISH形鋼といいます。
H形鋼の重量を下記に示します。鋼材の重量は、下図のように「単位重量」で表します。単位重量の意味は、下記が参考になります。
単位重量とは?1分でわかる意味、単位、計算方法、h鋼や鉄筋の単位重量
h鋼の単位重量は?1分でわかる値と計算、重量表と計算、h鋼の100×100、300×300の単位重量は?
H形鋼の断面係数を下図に示します。
H形鋼の断面係数は、下記も参考になります。
H形鋼の材質は、一般的に下記を使います。
SN400B、SN400A
SS400
SM400
特に最近は、SN材を使うことが多いです。H形鋼の大梁には、溶接性のあるSN400B、小梁にはSN400Aなどを使います。詳細は、下記が参考になります。
SN400Bとは?1分でわかる規格、SS400との違い、重量、H形鋼との関係
H形鋼の用途は下記があります。
大梁
小梁
柱
柱よりも、梁に使うことが多いです。断面性能、接合のしやすさ、使用実績などからH形鋼は一般的に使う部材です。大梁、小梁の意味は、下記が参考になります。
大梁とは?1分でわかる意味、読み方、記号、小梁との見分け方、違い
今回はH形鋼について説明しました。意味が理解頂けたと思います。H形鋼は、ローマ字の「H」の形をした鋼材です。H形鋼の意味だけでなく、特徴や規格も理解しましょう。下記の記事も併せて参考にしてくださいね。
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h形鋼の広幅、中幅、細幅とは?1分でわかる違い、特徴、使い方
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