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h形鋼の広幅、中幅、細幅とは、h形鋼の種類です。h形鋼は、梁幅に応じて種類が変わります。今回は、h形鋼の広幅、中幅、細幅の意味、違い、特徴、使い方について説明します。※h形鋼については下記が参考になります。
H形鋼とは?1分でわかる意味、規格、寸法、重量、断面係数、材質、用途
h形鋼の寸法は?3分でわかる値、規格、長さ、表記の方法、jisとの関係
h形鋼のように、形が決まった鋼材を「形鋼」といいます。形鋼の意味は、下記が参考になります。
形鋼とは?1分でわかる意味、読み方、種類、規格、i形鋼の用途
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h形鋼の広幅、中幅、細幅は、h形鋼の種類の1つです。h形鋼は、梁幅に応じて種類が変わります。
広幅<中幅<細幅に応じて、断面性能が小さくなります。幅が広くなる分、断面性能がアップするのは、イメージできますよね。ただし、重量も大きくなるので注意が必要です。
広幅、中幅、細幅の読み方を下記に整理しました。
広幅 ⇒ ひろはば
中幅 ⇒ ちゅうはば
細幅 ⇒ ほそはば
実務では当たり前に使う用語なので、読み方を間違えないよう注意してくださいね。
※H型鋼の寸法は下記をご覧ください。
h形鋼の寸法は?3分でわかる値、規格、長さ、表記の方法、jisとの関係
h形鋼の広幅、中幅、細幅の違いと特徴を下記に整理しました。
広幅 ⇒ 梁せいと幅が同じh形鋼。断面性能が大きいが、重量も大きくなる。経済性が悪い。
中幅 ⇒ 梁せいに対して、幅が広幅~細幅の中間的な値のh形鋼。断面性能も広幅と細幅の中間的な値。
細幅 ⇒ 梁せいに対して、幅が狭いh形鋼。断面性能は最も小さいが、重量が軽いので経済設計が可能
h形鋼の広幅、中幅、細幅の使い方を下記に整理しました。
広幅 ⇒ あまり使わない種類。荷重やスパンが大きい場合、横補剛材が付けられない場合などに使用する。納まりに応じて、主柱や大梁に使う。
中幅 ⇒ 主に、大梁や主柱として使う。理由が無い限り、小梁に使わない(荷重やスパンが大きいなど)。
細幅 ⇒ 柱、梁(大梁、小梁など)、間柱など全ての部材で使う種類。重量に対する断面性能が良いので経済性が高い。
構造設計のルールとして、二次部材に広幅や中幅は使わないことが多いです。二次部材は、主に細幅を使います。また、大梁もなるべく細幅を使うと良いです。細幅は重量に対する断面性能が良い部材だからです。※もちろん、梁せいの制約や、荷重やスパンが大きい場合は中幅を使います。二次部材の意味は下記をご覧ください。
二次部材とは?1分でわかる意味、小梁の設計例、構造計算との関係
今回はh形鋼の広幅、中幅、細幅について説明しました。意味が理解頂けたと思います。広幅、中幅、細幅は、h形鋼の種類の1つです。鉄骨造を経済設計するためには、広幅、中幅、細幅の上手な使い分けが必要です。広幅は、滅多に使うことの無い部材です。安易に使っていない注意してください。また、よほどの理由が無い限り、小梁は細幅が一般的だと覚えてくださいね。下記も併せて学習しましょう。
H形鋼とは?1分でわかる意味、規格、寸法、重量、断面係数、材質、用途
外法一定h形鋼とは?1分でわかる意味、規格、JIS-H形鋼との違い
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