建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 鋼構造の基礎 > H鋼重量表一覧と1mあたりの重さ、H100・H200・H300の計算式

H鋼重量表一覧と1mあたりの重さ、H100・H200・H300の計算式

この記事の要点

H鋼の1mあたりの重さは、下表の単位重量(kg/m)で確認できます。

表にないH鋼の概算重量は、断面積cm2×0.785で1mあたりの重量kg/mを求めます。

H300はH-300×150、H-300×300などで重量が大きく異なるため、呼称と寸法をあわせて確認してください。

H鋼重量表一覧、1mあたりの重さ

H鋼の標準断面寸法と、1mあたりの単位重量を一覧で示します。単位重量の詳細は、実際に使用する鋼材メーカー資料もあわせてご確認ください。

呼称 標準断面寸法
mm
単位重量
kg/m
H × B t1 t2 r
H-100×50×5×7100×505789.3
H-100×100×6×8100×10068816.9
H-125×60×6×8125×6068813.1
H-125×125×6.5×9125×1256.59823.6
H-150×75×5×7150×7557814
H-148×100×6×9148×10069820.7
H-150×150×7×10150×150710831.1
H-175×90×5×8175×9058818
H-175×175×7.5×11175×1757.5111340.4
H-198×99×4.5×7198×994.57817.8
H-200×100×5.5×8200×1005.58820.9
H-194×150×6×9194×15069829.9
H-200×200×8×12200×2008121349.9
H-200×204×12×12200×20412121356.2
H-248×124×5×8248×12458825.1
H-250×125×6×9250×12569829
H-244×175×7×11244×1757111343.6
H-250×250×9×14250×2509141371.8
H-250×255×14×14250×25514141381.6
H-298×149×5.5×8298×1495.581332
H-300×150×6.5×9300×1506.591336.7
H-294×200×8×12294×2008121355.8
H-294×302×12×12294×30212121383.4
H-300×300×10×15300×30010151393
H-300×305×15×15300×305151513105
H-346×174×6×9346×174691341.2
H-350×175×7×11350×1757111349.4
H-340×250×9×14340×2509141378.1
H-344×348×10×16344×348101613113
H-350×350×12×19350×350121913135
H-396×199×7×11396×1997111356.1
H-400×200×8×13400×2008131365.4
H-390×300×10×16390×300101613105
H-388×402×15×15388×402151522140
H-394×398×11×18394×398111822147
H-400×400×13×21400×400132122172
H-400×408×21×21400×408212122197
H-414×405×18×28414×405182822232
H-428×407×20×35428×407203522283
H-458×417×30×50458×417305022415
H-498×432×45×70498×432457022605
H-446×199×8×12446×1998121365.1
H-450×200×9×14450×2009141374.9
H-440×300×11×18440×300111813121
H-496×199×9×14496×1999141377.9
H-500×200×10×16500×20010161388.2
H-506×201×11×19506×201111913102
H-482×300×11×15482×300111513111
H-488×300×11×18488×300111813125
H-596×199×10×15596×19910151392.5
H-600×200×11×17600×200111713103
H-606×201×12×20606×201122013118
H-582×300×12×17582×300121713133
H-588×300×12×20588×300122013147
H-594×302×14×23594×302142313170
H-692×300×13×20692×300132018163
H-700×300×13×24700×300132418182
H-792×300×14×22792×300142218188
H-800×300×14×26800×300142618207
H-890×299×15×23890×299152318210
H-900×300×16×28900×300162818240
H-912×302×18×34912×302183418283

H鋼の各部寸法図。Hはせい、Bは幅、t1はウェブ厚、t2はフランジ厚、rはフィレット半径を示す。

H鋼の各部寸法。Hはせい、Bは幅、t1はウェブ厚、t2はフランジ厚、rはフィレット半径を表します。

H鋼の重量計算式

H鋼の1mあたりの重量は、断面積cm2×0.785で概算できます。

これは、鋼の密度7.85g/cm3を使い、断面積cm2を1mあたりの質量kg/mへ換算した式です。

上記の表にないビルトH形鋼などは、H形鋼の「せい、幅、板厚」から断面積を概算し、重量を求めます。

H鋼の単位重量、H形鋼の意味、重量計算の詳しい手順は下記も参考になります。

単位重量(単重)とは?意味・計算方法・H鋼・鉄筋の単重一覧

H形鋼(H鋼)とは?規格・寸法・材質・用途を解説

H形鋼の重量の計算方法は?断面寸法から単位重量を求める手順

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

H鋼の重量計算の方法は?

H鋼の重量は「せい、幅、板厚」が分かれば概算できます。ただし、実際のH鋼には隅部にフィレットがあるため、メーカー表の値とは少し差が出ます。例題として、H-100×100×6×8の単位重量を計算します。


まずはH-100×100×6×8の断面積を算定します。


フランジ断面積(2枚分) ⇒ 10cm×0.8cm×2=16cm2

・ウェブ断面積 ⇒ (10-0.8×2)×0.6=5.04cm2

・H鋼断面積 ⇒ 16+5.04=21.04cm2

上記より、

・H鋼の1mあたりの重量=断面積cm2×0.785

・21.04cm2×0.785≒16.5kg/m

です。詳細は下記もご覧ください。

H形鋼の重量の計算方法は?断面寸法から単位重量を求める手順

H100・H200・H300の単位重量は?

代表的なH鋼の単位重量を下記に示します。

・H-100×100×6×8の単位重量 ⇒ 16.9kg/m

・H-200×100×5.5×8の単位重量 ⇒ 20.9kg/m

・H-300×150×6.5×9の単位重量 ⇒ 36.7kg/m

・H-300×300×10×15の単位重量 ⇒ 93kg/m

混同しやすい用語

密度

密度とは単位体積あたりの質量で、鋼の場合7.85 g/cm3(=7.85 t/m3)です。

密度が体積1cmあたりの質量を表すのに対して、単位重量はそこに重力加速度を掛けた値で「kN/m3」等で表される力の単位になります。

計算では混同しないよう注意が必要です。

試験での問われ方|管理人の一言

建築士試験では鋼の密度(7.85g/cm3)を使った重量計算が出題されます。

断面積と長さから単位重量を求める手順を理解しておきましょう。(一級建築士 頻出:鋼の密度7.85g/cm³を使った重量計算と断面積×長さから単位重量を求める手順が繰り返し出題)

まとめ

今回は、H鋼重量表一覧と1mあたりの重さについて説明しました。

H鋼の単位重量は、標準断面寸法ごとにkg/mで整理されます。

表にないH鋼の重量を概算する場合は、断面積cm2×0.785で1mあたりの重量kg/mを求めます。

H300のように同じ呼び名でも、H-300×150とH-300×300では重量が大きく異なります。必ず呼称と寸法をあわせて確認しましょう。

単位重量(単重)とは?意味・計算方法・H鋼・鉄筋の単重一覧

H形鋼(H鋼)とは?規格・寸法・材質・用途を解説

H形鋼の重量の計算方法は?断面寸法から単位重量を求める手順

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

理解度チェック

Q.

H鋼の1mあたりの重量の概算式は?

断面積cm2×0.785 で1mあたりの重量kg/mを概算できます(鋼の密度7.85g/cm3を使った換算)。

Q.

H300の重量を確認する際の注意点は?

H-300×150、H-300×300などで重量が大きく異なるため、呼称と寸法をあわせて確認します。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

二級建築士の構造を独学で攻略

・過去問の使い方と勉強法をわかりやすく解説

・まずはこの記事から ⇒  二級建築士の構造の勉強法

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 鋼構造の基礎 > H鋼重量表一覧と1mあたりの重さ、H100・H200・H300の計算式
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事